『Baltic』フランスの洒脱が詰まった〝ネオ・クラシック〟

各年別〝自腹レビュー〟記事一覧

※このコンテンツはプロモーションを含みます

 好きになったら観念して買うしかないのが、私にとっての腕時計です。とはいえ、腕時計は安い買い物ではありません。数万円、数十万円、中には数百万円だってある。そんな出費を繰り返しているワタクシが老後生活の心配を抱えているのも… まあ無理からぬ話でしょう(汗)

 ただ、自腹を切って購入した時計でしか解らない「奥の院」のようなものは確かにあります。それは要するに「覚悟」。この時計と付き合っていくぞ!! と腹を括った後でないと見えてこない表情があるのです。だからこそ、自分で購入した時計ほど「よし書くぞ!!」とメラメラ燃えるわけです。

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〝借り物記事〟には決して書けない領域がある

 そもそも腕時計の満足って、自分が支払ったお金と無関係ではいられないのですよ。これは決して、リセールがどうだ、資産価値がどうだという話ではありません。要するに「元を取った」と思えるかが全てなのです。

 毎日着けて出かけるときの高揚感。ふとした瞬間に文字盤を眺めてニヤリとする回数… たったそれだけのことで腕時計好きは「よし、午後からも頑張るか!!」と自分を奮い立たせて労働に精を出すわけです。

 そういう日々の小さなエモーションの積み重ねが、自分が支払った対価(金額)を完全に追い抜いたとき、初めて脳内で「この時計を買って正解だった」という確信が生まれます。借り物で書かれた記事を読んでもイマイチ胸に迫ってこないのは、単純な話「記者が身銭を切っていない」からです。これは腕時計だけでなく、あらゆる分野の記事広告で言えることです。

 実際、腕時計喫茶にもお借りした時計をテーマに書いた記事や、プレスリリースに独自の考察を加えたような記事が沢山ありますし、あまり偉そうなことは言えません。もしも私が週一ペースで時計を買えちゃう身分なら、腕時計喫茶の記事は全て〝自腹レビュー〟にすると思います。

 何故ならそれだけが100%、完全な真実をお伝えできるからです。専門家が借り物で書いた記事と自腹を切った一般の方がSNSで発した呟き。どちらに価値があるかと問われたら間違いなく後者でしょう。

 自腹を切らないと書けない「絶対的な領域」がある… 稀に自分で書いた記事を読み返しても「やっぱり自腹レビューは濃いなぁ」と思います。

購入報告、ありがとうございます!!

 これまでに読者の方から数多くの「購入報告」を頂戴しました。SARBの白黒、キングセイコー復刻、ムーンスウォッチのときもスゴかった…

 物書きとしてこんなに嬉しいことはありません。読んで下さった皆さまの反応で言えば「触発されて買った」以上の高評価はないと思います。中には「記事を読んだら欲しくなったじゃないか!! どうしてくれるんだ!!」みたいな苦情もありましたが…(それはそれで嬉しいものです)

 「自腹レビュー記事」に関して言えば、私が書いていることの大部分は「事実経過」に過ぎません。事実と事実を時系列で積み上げながら、その途中に脱線を挟むことで読み物としての〝ドライブ感〟を出す。このスタイルに名前を付けるなら…「実録エッセー」??(胡散臭いなぁ)

 現代社会で役に立つかどうかも微妙な〝腕時計の話〟だからこそ「購入時の覚悟」「元を取るまでの道程」、トントンになってからの「快感の回収フェーズ」… つまり、腕時計を購入してから使い倒すまでの「ストーリー」が大切なのは間違いありません。それこそが、腕時計喫茶が旗頭として掲げている「腕時計を読む」の正体だったりします。

 このページでは、そんな「自腹レビュー記事」〝年別〟にまとめています。自分の時計として付き合ったからこそ、憚ることなく書けた記事ばかりです。少なくともそこに「余計な忖度」はありません。

 ちなみに「購入した順番ではありません」。記事化できていない時計については「忙しくて書けていない」「書くタイミングを逸した」「大人の事情(?)」などがあります。

2026年(目標は12本以下)

 決めるつもりもなかったスタートダッシュが決まりました(笑) ほとんどが「H°M’S” WatchStore 」扱いの時計です。なんて恐ろしいお店なんだ!! 〝魔窟〟の面目躍如です (;´∀`)

2025年(購入件数 24本)

 24年の反省から購入数を抑えるべく腹を括った25年でしたが、結局は満遍なく色んな場所で買ってしまいました。こうしてみると、レビュー化できていない時計がまだまだありますが、自分の中で「課題」として残っていた時計を購入したこともあって〝謎の満足感〟で満たされた2025年でした。

2024年(購入件数 35本)

 自分でも「どうかしてるぜ!!」と思うしかない2024年。スタン・ハンセン氏よろしく〝ブレーキの壊れたダンプカー〟のように買いまくりました。どこにそんなお金があったのか… こんな買い方は二度としません(できません)

 レビュー化出来ていない時計もあります。早めに何とかしませんと(汗)

2023年

 当時は「買い過ぎた!!」と反省しきりだった2023年ですが、26年の今思えば「序の口」でした。助走にすらなっていなかったですね。

 恐る恐るマイクロブランドの水面につま先を付けた、記念すべき2023年でもあります。

2022年

 2022年は音楽活動で腕時計から離れていた時期がありました。とはいえ、そういうときも「カホンを叩いてるときに似合う時計って何だろう??」なんて、妄想めいたことを考えていました。度し難いとはこのことです(笑)

2021年

 〝孤独が人を狂わせる〟… 誰が言ったか知りませんが、久しぶりにジワジワと高額の時計を買い始めた2021年です。それでもまだまだ、常識人の範囲。

2020年

 10月に「東京異動」があった2020年。記憶の断片化が起きるくらいに忙しく、時計にかまけているゆとりなどどこにもありませんでした。それでも年末の忙しさで朦朧とする意識の中、タイメックスだけは手に入れていました(笑)

2019年

 景気が良かった昔のように高い時計は買えませんから、視野の範囲内で好きそうな時計を探していました。「永遠の恋人」SARB033入手と、モーリス・ラクロア アイコン39ミリの購入がトピックでした。無理しない範囲で買える時計の存在が眩しく見えていた… そんな2019年です。

2018年

 まだまだ、腕時計を話の軸に据えた「日記」の体でした。それでもアメリカから個人輸入する楽しみを覚えたり、少しずつ〝きな臭く〟なってきた頃です(笑)

2017年

 特別、腕時計趣味を再開しようと決断したわけでもなく、ただツラツラと腕時計の話が書きたくて始めた「腕時計喫茶」。折角ならそれまでに購入した時計たちは一旦過去のものとして、新しい視点でボチボチ買える時計を楽しめたら良いなぁ~と、そんな軽い気持ちだったと思います。

 2017年時点でも結構な数を所有していた「セイコー5」については、ほとんどレビュー記事を書いたことがありません。私にとってセイコー5はコレクションと言うよりも「純粋な実用品」でしたからね。

プレ「腕時計喫茶」の時計購入〝Retrospective〟

 もはや記憶の彼方なので詳細を振り返る術はありませんが、まともな収入のない大学在学中ですら、5本以上の時計を買っていると思います。デパートで最新モデルを手に入れたり、雑貨屋や古物商でも時計を買いました。スマートフォン以前の携帯電話すら普及していない時代の話ですから、当然「ちゃんと時計として使うために」ある程度は正確性にも拘りました。

 当時は「機械式の価値が再定義される前夜」でした。ですので、古物商を覗くと安い手巻きの腕時計や懐中時計が、今では信じられないくらい安い値段で売られていました。それでも、当時の学生たちの誰も、機械式時計になんて振り向きませんでした。それよりもデジタル液晶のカシオが欲しかった時代です。

 それから10年もしない間に、ジワジワと機械式腕時計の価格が上がってきました。ロレックスやオメガをこれ見よがしに着ける大人も現れて、駆け出し社会人の私にとっても「いつかは機械式!!」と憧れる存在に。収入が加速度的に増えた時代でもあったので、調子に乗って分不相応な時計を何本も買いました。

購入録は成長譚でもある

 最初の高級時計購入は、何者でもなかった〝自分を大きく見せるツール〟を手に入れたに過ぎませんでした。そんなわけで数年後には興味を失い、その後、しばらくぶりに興味をそそられたのが「G-SHOCK」「PROTREK」の多機能デジタル。それすらも次第に沈静化し、時計のことなど忘れ果てた頃に現れたのが「デカアツブーム」… この波に乗るしかないとパネライのサブマーシブルを買ったり、タグ・ホイヤーのモナコを買ったり売ったりしたのが、この辺りです。

 そんな熱病も長くは続かず、再び時計と向き合うようになったのは、オメガコレクターでもあった親父が他界した2015年でした。そして2017年…「折角だし、ブログでも始めてみるか」と手を出したのが「はてなブログ」。日記のような記事の乱発が少しずつテーマを帯び始め、応じるように読者さんの反応も増していく… そんな繰り返しの果てに名状しがたい「責任」のようなものが生まれました。

 時計に評価を与える存在として、怪しげなプロを名乗るつもりは今も毛頭ありません。あくまでアマチュアとして楽しむ延長線上に、たまたま「腕時計喫茶」が存在するだけです。ただ、そんな事情とは関係なく、書いたものがどこかに影響を及ぼすことはあるのでしょう。ならばせめて、二次市場価値を追わない、人気を追わない、限定限定と言わない。そういう自分なりの〝流儀〟でオモロイ時計を狙い、オモロイ記事を書いていきたいものです。

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