「24時を越えられない」… いや、越えたくないのかもしれないシンデレラのような「キングスター」さん。今はすやすや「眠り姫」状態です。キスか!! 王子様のキスがいるんか?!
購入後すぐの「入院」ということに(汗)
何なら自分で修理にチャレンジしたろうかい!! という気持ちにもなりましたが、買ったばかりで「永眠」はキツ過ぎます。ってなわけで素直に入院の運びに。
ある意味「落とし穴」みたいな不具合でした。オーバーホール済みであっても「その後の24時間監視」でもしない限りは絶対に見付からないですよ。日付が変わる手前で引っかかって、止まってしまうなんて… (;´∀`)
そして休日。購入したお店のある「西梅田」へ。
日付を変えるシークエンスのどこぞで引っかかってますと状況を伝えましたが、治るかなぁ… お店のご主人の、何とも言えない申し訳なさげなお顔が忘れられません。やっぱり、自分が売った物は元気で動いてほしいですわなぁ…
それにしても「大阪駅前ビル」って、一歩外に出ると自分がどこにいるのか解んないですね(汗) いやはや現代の「迷宮」ですわ。
その後、不憫な「キングスター」がどうなったかというと…
【2025年6月 追記です】このときに施してもらった追加修理は本当に見事でした。お陰さまでその後の「キングスター」は絶好調をキープしています。
そして「キングスターを持っていて良かった!!」と思える出来事もありました。コイツを購入したときには想像もしませんでしたが、東京に異動になって後、ひょんな繋がりから2度も「エドックスの偉いさんと会食」する機会があったのです。あり得ないですよね。単なる腕時計が好きなだけのオッサン(いやもうすでにお爺さん)ですもの。
このとき、もしもキングスターを持っていなかったら… 私の肩身は今以上に狭くなっていたはずです。ただ、新作をお披露目するためにはるばるスイスからやってきたエドックスの偉い人に、キングスターのような「微妙なヴィンテージ」をお見せするのは如何なものかという、当然感じるべき躊躇はありました。
ところがです!! 結論からすると大ウケでした(笑) エドックスの偉い人も、この「キングスター」を見たことがなかったそうで「ウチがこんなモデルを作っていたなんて知らなかったよ!!」と、何度も感触を確認していました。「カットガラスが良いね!!」なんて仰っていたので、載るかもしれませんよ?? 新作の「グランド オーシャン」辺りに (*´∀`*)
2025年の感覚で見る「キングスター」はどんな時計??
ボテッとした樽型のケースはラグレスですし、ボックス型インデックスも超絶古臭い。カットガラスなんてワザワザ視認性を犠牲にするが如き「謎の流行」です。
ところが、最近拝見した新作の幾つかが「ボックスインデックス」を採用しているのを発見して、ようやく「70年代復刻」が「最後の砦」に踏み込んだと確信しました。恐らく次は「カットガラスブーム」です。と考えると、70年代復刻の2025年ニューモデル「キングセイコー バナック」は採用しておくべきでしたね。
70年代復刻はこれからしばらくは盛り上がりを見せるはずです。これといった特色のなかった80年代は良いとして、70年代とは違う意味で「はっちゃけ」ていた90年代の復刻はもう少し後でしょうか??
復刻が行われるたび、その時代にリアルに作られたモデルにも脚光が注がれます。そう考えるとウチの「キングスター」さんにも、同様の「再評価」が起き… いや、起きなくても良いのですよ。今が「第二の青春」だと、オーナーの私が勝手に思っていれば (;´∀`)
ご意見・ご感想