腕時計好きの中で、久々のエポックメイキングなアイテムとなった「クリスタルガード・クロノアーマー」。衰え知らずの需要の証拠として、最初の一本を購入して以降、2本目が入手できなくて困っています(;´∀`)あー、流行らなきゃよかったのに(笑)
たった「30ml」の内容量。文字通り腕時計がツルピカになるのが楽しくてひたすら磨きまくってたら、あっというまに残り僅かになってしまいました。思い切って「自動車のホイール用」として売られている「クリスタルガード」を試してみようかとも思いましたが、思いとどまっています。何かあっても誰も一緒に泣いてくれないし(´;ω;`)
ごく少量のボトルとは言え、これまでに30本くらいは磨くことができました。現在の私のローテに入っている時計に関しては平均して3回ずつ磨いて、ほぼ処置が終わった感じです(調子に乗ってスマホも磨いてしまった…)
ちなみに磨き布は大判のメガネ拭きのような布を使っています。完全に包める大きさのほうが落下防止にもなります。
Amazonで「890円」です。8枚もあれば死ぬまで使えそうです(*´∀`*)
ブログで数人の方が書かれていましたが、腕時計に本来施されていない「コーティング」を自分の手で加えることについての賛否は、確かにあると思います。ある種の拒絶感とでもいいますか…腕時計を大切にしている方なら必ず湧いてくる疑問です。かく言う私も「こんなことして…大丈夫か?」と思っていました。
「クリスタルガード・クロノアーマー」を使用する前は、ステンレス専用の洗浄液を使用していました。これで磨くと油膜が面白いように落ちるわけですが、光沢は何というか…イマイチになっちゃうのです。
恐らくその「イマイチな光沢」がステンレス本来の輝きなのでしょう。私はそれをさらにセーム革で丹念に磨き上げることで、僅かな油分を自然に加えて柔らかい光沢を復活させていました。時間はかかりますが「クリスタルガード・クロノアーマー」を使用するのと遜色ない仕上がりだったと思います。
「クリスタルガード・クロノアーマー」を使用する最大の利点は「汚れが落ちる」や「輝きがアップする」ではなくて、そういった効果を短時間で出してくれる手軽さにあると思います。ささっと拭いてささっとピカピカ。格好いい腕時計が、さらにフォトジェニックな姿に変身するのです。
ちなみに「コーティング感」はあります。極薄の水のベールで包まれたような透明感が生まれます。艶のない色紙の上に、ガラスの板を一枚置いたときのことを想像してみて下さい。そのままの色紙を見るより、ずっと深みのある色彩が見られるはずです。「クリスタルガード・クロノアーマー」はそれとよく似た効果を僅かな時間で実現してくれるのです。
この「コーティング感」が心配だ…という方も多くいらっしゃると思いますが、それほど懸念しなくても大丈夫だと思いました。というのも、メガネ拭き的なファイバークロスで磨く分には、一度塗布した「クリスタルガード・クロノアーマー」は簡単に落ちないのですが、セーム革で磨いたら結構あっさりと「コーティング感」は薄らいだからです。
一度やっちゃったら取れないわけじゃないのです。ある程度摩擦のある柔らかい素材で「拭うこと」は可能だと判断しました。
特にリセールを考えていない方なら、間違いなくオススメできます。これで小傷予防ができたとしたら…そのコスパを考えてみて下さい。OHに「磨き」を加えた経験のある方なら、その意味が解るかと思います。
「将来、売れなくなったら困る!」と仰る方は慎重にことを進めるべきだと思いますが、有名な中古取扱のお店にでも「クリスタルガード・クロノアーマー使ってても買ってくれますか?」と事前に聞くのもアリでしょう。
「クリスタルガード・クロノアーマー」は特にステンレスの時計の美しさを再発見させてくれる優れアイテムだと思います。折角のお気に入り、できるだけ美しく使っていきたいものですよね(*´∀`*)
ご意見・ご感想
コメント一覧 (4件)
クリスタルガード・クロノアーマーを使用してみました。
私はこれで手入れするような時計は3本しか持っておりませんので、時計以外の製品にも試してみました。最近コーティングが取れてきて指紋の付着が激しくなったスマホ、未使用のハイエンドリール2台、手元付近に小傷が目立つ竿1本のとなります。
数回の重ね塗りを意識してこれらをローテーションしていましたら、なんと1週間で1本を消費してしまいました。
さて、このコーティング剤を使用した時計は、30年以上の付き合いとなるスピードマスタープロ、20年前に購入しあまり使っていないモンブリラン38、この年末に買った普段使い用ダイバーのJIOS104?(最近できた滋賀県のマイクロブランドです)の3本となります。
新品に近いJIOSを重点的にコートしてみたところ、全体的に艶っぽさがアップし(たような気がする)、ブレスのシャラシャラ音が少し変わったことから、ガラス被膜ができたものと思います。
さて、数回の作業を経て気になった事が2点あります。
まず1点目ですが、コーティングを始めたここ1週間でブレスの細かい線キズが増えたことです。ただし、クリスタルガード・クロノアーマーには傷をつくる成分は入っていないはずなので、完全に私の作業ミスということでしょう。原因としては、やはり作業中に時計のブレスを捏ねくり回した時に無意識に付けてしまったか、クロスに何かが付着していたかと思われます。時計を腕に着ける以上の行為を行えば、不必要なキズが増える原因にもなるということでしょうか。安いブレスのは特に要注意です。細かなエッジ処理がないので自分で自分を傷つけやすいですね。
2点目は、使用するクロスについてです。
私はメガネや時計に付属する薄手のマイクロファイバークロス(端がギザギザに裁断してあるヤツです)を使用していたのですが、ふとしたことでクリスタルガード・クロノアーマーの発案者のブログを読んでいたところ、次の記述がありました。
>道具を間違うと、腕時計の表面を強く擦りがちになります。 特に危ないのが、眼鏡や腕時計を購入するとついてくる、古典的な薄くて硬いツルツルしたような、もしくはほんの少ししか毛足がないようなクロスです。 あれは、表面に乗った油脂を拭き取るには性能を発揮しますが、皮脂や汚れを拭き取るのにはある程度の圧力が必要となるため、腕時計に傷をつけてしまいます。
といったものです。毛足の長いマイクロファイバークロスを使用しフェザータッチで行うようにも書いてありました。
記述にある、特に危ない… のが何を指すのか分からない部分がありますが、時計に付属する毛足の短いクロスというのはやはり一般的なギザギザのアレのことでしょう。
素材のポリエステルが硬いといってもコート剤を含んで濡れたクロスが金属に傷をつけるとは思いませんが、毛足が短いことで付着した微小な異物、例えば金属の粉とかを時計表面に擦り付けることはあるのかもしれません。また細かい凹部分には届きにくいので、つい圧力をかけがちになります。
この記述を読んで慌てて厚手のクロスを探しましたが、直ぐ手に入るのは洗車用のものでした。柔らかい車の塗装被膜に使えるのでおそらく大丈夫とは思いますが…
nicoさま。
コメントありがとうございます。
お返事遅れてすみません(汗)
仰るとおり、新品を買ってすぐに使ったほうがクロノアーマーの真価が発揮されると思います。
ただ、中古のスピマス、マーク40コスモスで風防のスレ傷が消えたという事実は衝撃でした。確かに、使い続けることに多少の心配はあります(素材の変質は起きないのか…など)ですが今の所目に見える範囲では問題なしと判断しています。
何より、輝きが戻りますからね~。使わにゃ損みたいに考えています(*´∀`*)
私も使い始めました。かなり古い時計から試しているのですが、コーティングというからには新品から使ったほうが良さそうとおもうのですが、長い間使っていてよいのか心配なところがあって迷ってます^^;