『Baltic』フランスの洒脱が詰まった〝ネオ・クラシック〟

新CEO就任で弾みをつける腕時計販売の巨大プラットフォーム「Chrono24」に、腕時計喫茶主宰がコソッと寄稿していた件について(笑)

— 読了までの時間 — 10

 〝趣味が高じて〟… なんて言葉がございますが、打算もなく、情熱のみで突っ走るのが趣味の本質であるならば、それを支えるある種の〝狂気〟が何らかの共感を呼んで、見知らぬ人たちに小さくない影響を及ぼすこともあるでしょう。

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トップページが一番見られている腕時計喫茶

 ここ「腕時計喫茶」にちょくちょく足を運んで下さる皆さまにしてみれば「よく解らないが来てしまう」… そんな心境ではないでしょうか。それはきっと、ワタクシの無節操な腕時計愛… つまりある種の〝狂気〟に対して、読者の皆さまが〝当てられているから〟ではないかと思っています。なんかホント… スミマセン (;´∀`)

 実際、個人サイトとしては少々奇妙な現象が起きています。商用サイトでも下手すれば〝死に体〟になりがちな「トップページ」が、とにかく強いのです。これはブランドや時計の名称、型番といった「時計の情報を探している人」だけの来訪では説明が付かない謎現象です。

 SNSですらほとんど告知文を打ったことがありませんので、露出の努力という点では、ほぼ無策のままここまで来ました。にも関わらず、いつの間にか腕時計喫茶の「ブランディング」がコツコツと進んでいたわけです。

あの「腕時計喫茶さん」ですか!?

 時計屋さん巡りでも時計イベントでも、私が「こんなところでこんなことをやっています」と、自ら明かす機会はほとんどありません。時計拗らせの末路みたいで… 恥ずかしいですからね(笑)

 それでもたまたま一緒だった同行者の発言がきっかけとなって、「あの腕時計喫茶さんですか!?」と特定されることもあります。そういうときは大抵、知られている嬉しさよりも「〝あの〟って何だろう??」の方が気になって仕方がない〝気にしい〟なワタクシ。でも実際、そんなやりとりが増えました。

 知名度や権威が欲しいと思ったことはありませんが、時計をネタに何が生み出せるかを模索してきた私としては、自分が書いた記事を読んでもらえること以上の喜びはありません。これからもご愛顧下さいますよう、お願い申し上げます (*´ω`*)

※気にしい —— 万事を過剰に気にする人間を意味する関西弁

「Chrono24 マガジン」に砂布巾の記事が掲載されました

Chrono24 Magazine マガジン 腕時計喫茶 砂布巾 寄稿 ロレックス ミルガウス
隅っこにご注目!! 一本目は「ミルガウスネタ」でした(笑)

 だからというわけではありませんが…〝令和の奇跡〟みたいな事が起きました。何とも照れくさい話ではありますが、「Chrono24 マガジン」の隅っこに、砂布巾の記事が掲載されています。もちろん、腕時計喫茶の転載ではなく、Chrono24さんのために新たに書き下ろした記事です。

 今さら説明の必要はないかもしれませんが、2003年の創業から二十有余年、世界各地で160万本超の時計を販売してきた世界最大規模の高級腕時計マーケットプレイス… それが「Chrono24」です。そんな、時計好きなら知らない人のいないサイトの一角、ディープな読み物を集めた「マガジン」に私の拙い記事が載っちゃってるわけですよ… うひゃぁ~ (;´∀`)

何気に〝砂布巾個人としてのスタイル〟が問われました(笑)

Chrono24 Magazine マガジン 腕時計喫茶 砂布巾 寄稿 カルティエ タンクマスト ソーラービート カルティエの赤い箱 ジャガー・ルクルト レベルソ スクアドラ ホームタイム ベル&ロス BR03-Diver
二本目の記事はカルティエ中心で「四角い時計」のお話です

 腕時計喫茶ではなく、砂布巾として何を書くべきか… 私の本業でも評論家や研究者、所謂「外部の識者」に寄稿をお願いすることがありますが、そういうときは大抵、本職の記事とは異なるタッチに期待してのことです。

 そう考えると、私が書くべきは優秀なアナリストが書くような客観的な記事ではなく、あくまで〝私個人の時計への熱量〟に基づいて捻り出した文脈なのかもしれません。でもそれって、腕時計喫茶で書いている記事と何が違うんだろう… ??

 そんな風に悩んでいたとき、タイミング良く「砂布巾さんの面白さをスポイルしない方向でお願いします!!」と背中を押されたこともあって、結局、いつもと余り代わり映えのしないスタイルに落ち着きました(笑)

 それでも、腕時計喫茶のディープな読者の方なら「何だ?? 随分とあっさりしてるな」「いつもと違ってお上品な語り口だな」とお感じになるかもしれません。それにしたところでChrono24さんの反応次第。筆が乗れば乗るほど、パンクに変貌しちゃうかもしれません (;´∀`)

 そういえば、そもそもご縁を頂戴した発端は… 何だっけ??(笑)

 確かファーラン・マリさんのイベントで小さなご縁があって、その際に「一緒に何かできたら面白いですね!!」みたいなゆるいやりとりがありまして…

 で、諸々あって現在、2本目の記事が掲載されています。「今日はやたら暇だな」みたいな日にご覧下さい(笑)

Chrono24 CEO「Jose Gaztelu」氏が来日

Jose Gaztelu, CEO of Chrono24

 話は変わりますが、2025年6月某日、同年5月にChrono24の最高経営責任者(CEO)に就任したばかりの「Jose Gaztelu」氏が日本へやってきました。もちろん、主要メディアもこれに反応。短い滞在日程の合間を縫って、Gaztelu氏への取材が許可されました。

 有難いことに「砂布巾さんもおいで下さい」とお誘いいただいたChrono24の「CEO来日取材」でしたが、残念ながら本業の方で休みが取れず顔を出せませんでした。筋で言えば「マガジンで書かせていただいて光栄です!!」と挨拶すべきところですが… 裁量があるとはいえ、フツーの勤め人に平日の半休はキツかった(泣)

 直接お話を伺えば色々な気付きがあったはずですし、CEOから直接「ミスター砂布巾!! 次は〇〇のネタで頼むよ!!」なんてやり取りがあったかもしれない。そんな可能性を潰してしまった後悔は簡単には拭えません。

 悔しいので、Chrono24さんから特別にいただいた資料を元に、Chrono24 CEO「Jose Gaztelu」氏の略歴や今後の展望などをまとめて、日本におけるChrono24さんの役割、この先の腕時計文化に与える影響などについて、腕時計喫茶なりに考察して参りたいと思います。

Jose Gaztelu氏とは、どんな人物なのか??

 企業にとっての「代表」はお飾りではありません。組織の統率者に相応しい実力がなければ、ビジネスの成長を制限する存在にもなりかねないからです。

 実際、代表の実力を超えて長期的に成長した企業はそれほど多くありません。トップに立つのは誰か… それが腕時計関連企業であれば、私たち愛好家にとっても無関係な話ではありません。

Jose Gaztelu氏の経歴

McKinsey & Company世界最高峰の戦略コンサルティングファームキャリアの出発点として、欧州・米国・東南アジアのクライアントを支援
Zalora(Global Fashion Group)アジア最大級のファッション、ビューティ、ライフスタイル専門ECZalora Thailand CEO、その後 Singapore / Hong Kong / Malaysia Managing Director を歴任
Houzz住宅・リフォーム関連プラットフォームシニアリーダー職
Domestika学習型クリエイティブコミュニティシニアリーダー職
Nextdoor地域情報ネットワーク経営陣の一員として、米国および国際市場における市場運営とコーポレート戦略を担当

 キャリアスタートがマッキンゼーですからね。実際とんでもない秀才だと思います。

 その後も様々な業態と深く関わることで、多くのナレッジを獲得してきたことが良く解る経歴です。そしてこの先に、Chrono24CEOとしての氏の存在があることにも一切違和感がありません。むしろある種の〝必然〟を感じるくらいです。

 資料の中には、Gaztelu氏が次なるチャレンジに「Chrono24を選んだ理由」も記されていました。

Gaztelu氏が「Chrono24を選んだ理由」

 自らの活躍の舞台として「Chrono24」を選んだ理由について、Gaztelu氏はこのように発言しています。

①前提に「成熟期に入った腕時計中古市場」在りき。これにより長期的な成長と安定を見込める市場であると判断。

②国境を越えた慎重な購入判断が求められるカテゴリーに「Zaloraとの類似」を見た。

「信頼が確立されていないカテゴリーに信頼を築く」という多くの経験が、そのまま活かせる分野である。

 そうして2025年7月にChief Growth Officer(成長担当の最高責任者)としてChrono24に入社したGaztelu氏。

 その後、実質的な経営責任者としての手腕が評価された形で、Chrono24の取締役会はプラットフォームを成長に導くリーダー役にGaztelu氏を選任。入社から1年にも満たない26年5月のことでした。

Chrono24にとっての「APAC(Asia-Pacific — アジア太平洋地域)の重要性」

Chrono24 APAC マーケット 重視

 渡された資料を拝見する限り、今回の新CEO就任がユーザーに影響を及ぼすことはないと見て良いでしょう。どちらかと言えば、すでに機能している体制を「正式に整える」意味合いが強く、戦略の方向性に変更はないとされています。

 最大規模の取引先である「アメリカ市場」に関しては、これまで通り最大限に注力。合わせて「APAC(アジア太平洋地域)」も引き続き重要エリアと定め、更なるリソースを投下してくれるそうです (*´∀`*)

 近年の経済成長を背景に、今後も高級時計市場で年平均成長率約3%以上が見込めるとされる「東南アジア地域」の重要性も増すばかりです。東南アジア発の新興ブランドも次々と登場していますし、この先も「消費と供給」の両面で、時計経済の中心地となり得るのが「APAC」です。

世界から注目される「日本の腕時計中古市場」

東京 銀座 スクランブル交差点 腕時計販売店

 世界中を見渡しても、日本ほど「物を大切にする文化」が定着している国はありません。さらに「物を持つ・使う」ことに関する知識量に関しても、前のめりで学ぼうとする日本人の国民性がその根底にあると思います。腕時計のような趣味性の高い商品であれば、その傾向は一層強くなります。

 日本市場向けに企画・製造された製品のことを「JDM」と呼びますが、そういったコレクターズアイテムに対する意識の高さも日本の特徴です。海外から見れば「何やら日本人が騒いでいるが… スゴいのか??」ってことになりますし、そういう日本人ならではの着目が、時計に新たな価値を与えるきっかけになったりもします。

 日本発の商品のコンディションの良さについては、関連媒体でも度々話題に上るところ。書類や付属品を大切に扱う意識は、そのまま商品の真正性にも関わる部分です。グレーディングの正確さでも各国を凌駕しています。その辺りでいい加減な商品は、日本では売れませんからね。

 ディーラーの優秀さでも日本は高い評価を得ています。Chrono24プラットフォームにおける日本のディーラーのパフォーマンスは1社あたり世界平均の2.4倍。これはつまり「日本の出品者だから安心」という定理が、世界の腕時計愛好家の間で根付いている証左です。

 APACがグローバル市場における「要衝」であることは間違いありませんが、特に高級腕時計取引分野における日本という国は、今も、そしてこれからも「黄金の国」であり続けるでしょう。就任したばかりのGaztelu CEOが来日した背景に、日本のマーケットに対する強いメッセージがあると考えるのは、極々自然なことだと思います。

〝物語を大切にする〟日本の時計好きとChrono24

 「売れているから買う」… その発展系であるどんな「大ブーム」も、日本では起きづらくなりました。

 昭和の高度経済成長期には急速に豊かになる生活のゆとりが、様々なブームを下支えしました。しかし現在の日本のように経済も技術も成熟期に達してしまうと、本当に目新しい物なんてそうそうお目にかかれる物ではありません。流行に飛び付く「リープフロッグ現象」のように、皆が皆一斉に右を向くなんてことも滅多には起きません。

 それでも「火が付いたように売れる商品」「ロングランで売れ続ける商品」があります。そういった商品に共通する物… それは「ストーリー」です。

 特に日本人は人や物の背景を読んで、対象を評価する傾向が強いと思います。さらにそれらが一過性のものではなく、深く根ざしたものであるかについても非常に厳しい考え方を持っています。日本市場で上手く軌道に乗った新興ブランドを見ると、その大部分が独自のストーリーを押し立てています。つまりはそういうことです。

 Chrono24さんも随分と以前から「時計とユーザーのストーリー」を重視してきました。その試みの一つが「マガジン」であり、時計への愛着が否が応でも高まる「ウォッチコレクション」の存在です (*´∀`*)

コレクションに〝自分だけの物語〟を ——「ウォッチコレクション機能」を楽しむ

Chrono24 ウォッチコレクション 腕時計喫茶 砂布巾 所有 時計 登録
私は現有コレクションの半分くらいを登録中。詳細は秘密ということで(笑)

 ストーリーという「前後左右の脈略」に安心感を覚えるのが日本人であるならば、Chrono24さんが日本で目指すべきは「物語性のある購入体験」ではないかと考えています。そして実際にその中核として据えられているのが、ユーザーがオンラインでコレクション管理を楽しめる「ウォッチコレクション」機能です。

 基本的には現有の時計を登録して、現在の資産価値を掴む目的で利用する機能です。敢えてこれまでの人生で購入した時計を全て登録して、己の罪深さと向き合うのも良いかもしれません(笑)

 これが何とも楽しいやら恐ろしいやら(笑) 何にせよ自分のコレクションを俯瞰する良い機会になりますし、戦略的に「次の一手を練る指標」にもなります。自らのコレクションを起点にして、無限に分岐する情報の行く先は… うん、あまり考えないようにしよう (;´∀`)

「Chrono24」と腕時計文化

 思えば「Chrono24」さんと「腕時計喫茶(砂布巾)」には幾つかの共通点がありまして。そこに繋がりを感じたからこそ、こうして有難いご縁を頂戴できたわけです。

 そもそもこんな私にしたところで「どこでも書きます!!」的な立ち位置ではありませんからね。当初から「Chrono24さんだから書きたい」と思える明確な共感があってのことです。

 というわけで、この段では腕時計喫茶の哲学にも通じるChrono24さんの〝時計文化的な在り方〟を中心に、私からのエールも交えてお話させていただきます。

世界規模だから可能な「特別な出会い」の提供

 世界中の時計ディーラーが選りすぐった中から、これまでならあり得なかった〝特別な出会い〟が見付かる… 利用者としての「Chrono24さんの利点」は、これに尽きると思います。

 様々なデータがリアルタイムで更新されるChrono24さんの特徴からいって、多くの出会いは貴重な「一期一会」。世界中のライバルたちが今まさに虎視眈々と同じ時計を狙っている… そんな緊張感も「Chrono24の魅力」です。

世界各国の「時計文化の違い」を実感できる

 特定の国限定のモデルを見付けたときの興奮は格別です。日本人には全く馴染みのないブランドが特定の国や地域で覇を唱えていると知るのも、時計好きの興味を刺激するでしょう。

 腕時計の情報にはバイアスが付きものですが、狭い日本の常識を飛び越えた先に見える〝見慣れぬ景色〟の中に、国ごとの時計文化の違いを満喫できるのも「Chrono24の面白さ」です。

精度の高い「観測拠点」としてのChrono24

 新品、中古、ヴィンテージなど、腕時計のあらゆる状態を取り扱う巨大プラットフォーム「Chrono24」。業者と個人が複雑に入り乱れ、それらが生み出す活況は一見「ワールドワイドなカオス」に見えなくもありません。

 ただ、そこで行われている取引を掘り下げてみると、その底流に「Chrono24独自の価値基準」が育っていることに気付くはずです。膨大な取引件数が、腕時計の価値観自体を繰り返し再定義することで得られる〝高解像度の情報〟こそが「Chrono24を利用する理由」だと仰る方も少なくないでしょう。

 そうした「観測拠点」としての存在感も際立つChrono24さんです。

現行モデル、旧作、ヴィンテージを「同じ土俵で吟味できる場所」として

 家電製品ですら「旧作の方が良かった」なんてことがあるわけですから、腕時計なら尚更です。

 例えば先日、某ブランドの新作ワールドタイマーを購入したワタクシですが、検討段階で新作旧作… 数多くのワールドタイマーを比較しまくりました。すると、今風のスタイリッシュなデザインよりも、20数年前の作品が漂わせる「ゆるいデザインが好き」だと判明。

 機能面で目を見張る技術革新があったわけでもない機械式時計ですから、購入判断における「見た目の比重」は小さくありません。

 現行品でないことを歯ぎしりさせるようなシブい旧作を見付けて、現行品と〝同じ土俵で競わせる〟… まるで「Michael Keaton版とRobert Pattinson版、理想のバットマンはどっちだ??」みたいなファンタジーを真面目に吟味する場所。多軸的に展開する「Chrono24」だからこそ可能な楽しみ方と言えるでしょう。

コレクターを繋ぐ「狂気の花咲く庭」

 腕時計を〝必要以上に買ってしまうこと〟に関して偉そうに言える立場にはない私ですが、世界には同様の… 或いはそれ以上の「狂気」に突き動かされて、とんでもない本数の腕時計をコレクションしている人が星の数ほど存在します。無軌道に集めた私の150本超なんて、狂気の入り口に立てているかも正直怪しいレベルです。

 結局のところ腕時計コレクターは、自分のコレクションに磨きをかけるために「買ったり売ったり」を繰り返す生き物です。「Chrono24」を見ていると、そんなコレクター諸氏の試行錯誤が伝わってくるような「レアもの出品」を見付けることがあります。

 「これを出品するんだ… 二度と手に入らないぞ」… 余計なお世話にも等しい激情に涙する瞬間(?)があるやらないやらですが、そんなレアものの価値を見極められるのも、同格の「ガチなコレクター」だけです。

 〝同レベルの狂気〟が一つの価値観で合致する瞬間は、見知らぬコレクター同士が繋がった瞬間でもあります。そこには腕時計を単なる商材としてではなく「文化のバトン」として語り継ぐ、深い意味合いがあります。

 「Chrono24」は、そうした時計好きにしか理解できない〝狂気〟「百花繚乱に花咲かせる庭」でなければなりません。その役割はChrono24さんの規模があってこそ可能なのです。

最後に…「Chrono24」は見るだけでも楽しめます!!

Chrono24 ロゴ

 腕時計喫茶ではこれまで、幾つかの記事作成において「Chrono24 マガジン」を参考にしてきました。中には同意しかねる記事もありましたが、その含蓄ある内容に私なりのテーマを見出すことも少なくありませんでした。

 そのように個人的な愛着もある「マガジン」。著名な時計専門家が稿を寄せてきたChrono24マガジンに自分自身が執筆する。そんな日がやって来ようとは… これだから人生は先が読めません(笑)

 ちなみに「コレをこう書いて下さい」みたいな詰めたやり取りはありません。こちらで幾つかのアイデアを先出しして「このタイミングならこのテーマ」と決めてもらったものを書いています(内容には本国のチェックが入っていますが、言い回し云々はグリーンライトです)

 先ほどの段でChrono24さんのことを「庭」に例えましたが、そもそも私にとっての「Chrono24」は出会った最初から〝これぞ理想の庭〟でした (*´ω`*)

 過去、現在、そして未来… 時計の全てを俯瞰しつつ、陽の当たらなかった時計たちにもセカンドチャンスを与えている「Chrono24」。この広大な庭園とも呼べる時計情報の空間は、今も昔も腕時計をテーマに執筆する私にとって、無限に湧き出る〝アイデアの源泉〟として欠かせない存在です。

 つまり「Chrono24」とは、私が腕時計喫茶で目指してきた〝価値観の方向性〟を体現する企業さんなのです。

 どちらか一方に寄って答えを出すのではなく、時代を超越した価値観が交錯したときに発せられる〝火花の美しさ〟に価値を見出す… Chrono24さんの公式サイトを見るとき、腕時計販売サイトでありながら「どこかドライになりきれない風情」を感じるのは、Chrono24さんが目に見えない「腕時計の物語」を大切にしているからだと思います。

 週末のひと時にでも「Chrono24」を覗いてみて下さい。世界各国から集められた時計をぼ~っと見ているだけでも癒されますし、5本10本と腕時計をお持ちの方であれば「ウォッチコレクション登録」がこの上なく楽しめると思います (*´ω`*)

 そうして型番から算出された価格推移で、いつの間にか売りどきや買いどきを逸したと知ってしまうのも… 実は中々にオツなものだったりします。私自身のことですけどね(笑)

買ったからこそ書ける記事がある…

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About the Author

砂布巾のアバター 砂布巾 主筆・主宰

 腕時計喫茶で主宰・主筆を務めます砂布巾(すなふきん)と申します。

 一般報道機関で働く傍ら、好きな腕時計のことを自由に発信できる場所として2017年12月、サイト「腕時計喫茶」を立ち上げました。

 以来、腕時計趣味を盛り上げるモチベーター、魅力を伝えるキュレーターを自認しつつ、腕時計にちなんだエッセーを書き続けています。

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