ようやく… ようやく、長年の待望だった「DOXA(ドクサ)」をコレクションに加えました。
海外の重要な時計サイトで定期的に組まれる〝ダイバーズウォッチ特集〟。その中で、ダイバーズウォッチの比較検討に欠かせないメーカーとして扱われてきたのが「ドクサ」。
ダイバーズウォッチの語りに説得力を持たせたいなら〝絶対に体験しておかないといけないブランド〟ですからね (*´∀`*)
ISHIDA が取り扱いを開始

しかしながら日本では、ドクサの実機に触れる機会がほとんどありません。何がそれほどまでにダイバーズマニアを酔わせるのか?? … 知りたい!! いや、できれば1本は欲しい!!
そしてチャンスが巡ってきました。「X」経由で仲良くなったコレクターの方が「ISHIDAさんが取扱いを始めたよ!!」と教えてくれたのです。
「それってオレに見に行けってことだな」と甚だしい思い込みでISHIDA新宿さん5階に突入したワタクシ。1時間後、私の左腕には「ドクサと言えば!!」のカラーであるオレンジダイヤルの「SUB 600T Professional(サブ 600T プロフェッショナル)」が巻かれていました。
魂のダイバーズウォッチブランド「DOXA(ドクサ)」とは??

ラインナップの中に高性能ダイバーズウォッチを持つブランドは少なくありませんが、私の脳裏に現時点で〝ダイバーズウォッチ専業ブランド〟として思い浮かぶのは、スクワーレ、アクアスター、そして「ドクサ」です。
腕時計喫茶としては初めて取り上げるブランドさんですし、ブランドの沿革を略年譜としてまとめてみました。ドクサブランドを知るきっかけになると思います (*´ω`*)
DOXA(ドクサ)の略年譜
1889年:ドクサブランドの誕生


スイス時計産業の発祥地ル・ロックルの時計職人に弟子入りし、修行を始めた当時12歳のジョルジュ・デュコマンが21歳で独立。「ジョルジュ・デュコマン、ファブリク・ドクサ(Georges Ducommun, Fabrique Doxa)」を設立。
ちなみに不思議な音の響きを持つ「DOXA」というブランド名は、ギリシャ語で「信念」や「意見」、キリスト教的解釈では「栄光」を意味するそうです。「あんたがたドクサ」じゃなかった(笑)
1906年〜1907年:「8日間駆動キャリバー」の開発と自動車・航空機への採用

耐久レースや自動車の台頭に合わせ、1907年に「8日間駆動DOXAキャリバー」の特許を申請。ブガッティのレーシングカーに標準装備されたほか、船舶や航空機の計器盤にも次々と採用される。
1936年:経営の承継と技術革新
創業者ジョルジュ・デュコマンが死去。義理の息子であるジャック・ナルダン(ユリス・ナルダンの孫)が経営を引き継ぐ。その後、旅行用・スポーツ用時計を中心に、アラーム、リングウォッチ、日付表示、ジャンピングセコンドなどの技術革新を推進。
1964年:象徴的な「オレンジ文字盤」の誕生
ウルス・エシュレやクロード・ウェスリーらのチームがヌーシャテル湖で水中ライトの視認性テストを実施。ダイバーにとって最も視認性が高い色が「鮮やかなオレンジ色」であることを解明。
そうなんですよ。私も購入時に「ドクサにとってオレンジは特別なんです!!」と推されまくりました(笑)
1967年:「サブ 300」発表

ジャック=イヴ・クストーとの共同開発により、特許取得の回転ベゼルとオレンジ文字盤を備えた一般向け初のプロ仕様ダイバーズウォッチ「SUB 300」を発売。
1969年:スイス陸軍潜水部隊への公式採用

スイス陸軍のエリートである潜水部隊の公式時計に採用され、1968年から1975年までに146本の「SUB 300T Professional」が支給された。
1973年:小説『ダーク・ピット』シリーズへの登場
作家クライヴ・カッスラーの冒険小説の主人公「ダーク・ピット」の愛用時計としてオレンジのSUB 300Tが登場。
私は読んだことがありませんが、映画もあるみたい。そこにドクサが登場するそうなので観てみたいと思います。
2作目の映画『サハラ 死の砂漠を脱出せよ(2005年)』で主人公を演じたのはマシュー・マコノヒー。ん?? それってインターステラーの劇中でハミルトンに救われたクーパーじゃないですか!! 時計と縁のある作品がお好きなのでしょうか(後にダーク・ピットエディションとして限定の600Tも発売されました)
1982年:「サブ 600T」発表
600m防水と直線的なケースを備えたプロ仕様のダイバーズウォッチ「SUB 600T」が登場。1980年代のドクサを象徴するモデルとなり、2021年には現代仕様で復活。
1997年:ジェニー家による買収と新時代
クォーツショック等の困難を経て、1960年代に減圧バルブ付きダイバーズ(Jenny Sealabなど)を手掛けたダイバーズウォッチの名門であるジェニー家(Walca Group)がDOXAを買収。
ダイバーズウォッチを知り尽くしたジェニー家が舵取り役を買って出たことで、ドクサの「ダイバーズ専業ブランド」としての足場はさらに強化されました。ここが大きな転機ですね。
2024年:「サブ 200T」発表
小型ダイバーズへの需要に応え、39mm径、厚さ10.70mm、200m防水の「SUB 200T」を発表。歴代SUBの意匠と性能を、現代的で扱いやすいサイズに凝縮。
「SUB 600T Professional(サブ 600T プロフェッショナル)」に決めるまでの葛藤

懐中時計やドレスウォッチからスタートしたドクサの最初の転機は1964~67年、ジャック=イヴ・クストーと共同で開発した「サブ 300」のリリースです。水中で最高の視認性を発揮するオレンジ色の文字盤は、その後もドクサを象徴するダイヤルカラーとして定着。実際、現物を見たことのない私でも「ドクサと言えば、あのオレンジ色??」くらいの認識がありました。
さて、親しいコレクターさんに触発されてISHIDA新宿さんに出向いたまでは良かった私ですが、具体的に「どのモデルを買うか」までは決まっていませんでした。これは目移りする!! 取り扱いが始まったばかりなのにISHIDAさん、結構揃えてきたなぁ。
何を買っても私にとっては初物ですし、取り敢えず気になるモデルを見せていただきました。
サブ 200T の印象

39mm径のCラインケースで、確実に使いやすいであろう200m (約660フィート)防水の「サブ 200T」。迷いましたよ… ほら、Cラインケースって見た感じ着けこなすのが難しそうじゃないですか?? おまんじゅうのように丸いですし、時計ばかりが袖口で主張しそうに見えるじゃないですか??
ところがどっこい!! 存在感とフィット感を両立させた「サブ 200T」の収まりの良さ。そして薫るような色気…
悩みましたねぇ…「サブ 600T」と最後まで競り合ったのが「サブ 200T」でした。
サブ 300T の印象

こちらもCラインの「サブ 300T」。見た目の迫力で言えば、42.5mm径の「サブ 300T」が「サブ 200T」を遥かに上回っていました。
どうしようもなく大きいというわけではないサイズです。袖口により大きな存在感を求める方であれば、こちらを選ぶのが正解かもしれません。美しさ自体は変わりませんからね。
このとき私自身は「少しデカいかなぁ」と腰が引けて見送りましたが、「サブ 600T」を使い始めてから「サブ 300T」にも後ろ髪を引かれています (;´∀`)
突如ストンと「サブ 600T プロフェッショナル」が腑に落ちた

200T、300Tの特徴であるCラインのわがままボディー、その対極にあるのが「サブ 600T プロフェッショナル」です。カッチカチの直線で構成されたケースデザイン、ラグ幅のまま伸びる潔いブレスレット。
このとき私の頭の中では、地球連邦の「角張ったモビルスーツ」とジオン公国の「丸みを帯びたモビルスーツ」が戦っていました。『私が買うべき初めてのドクサはどっちだ!!… 教えてくれララァ!!』…
『角張ったドクサが勝つわ』… それって「サブ 600T プロフェッショナル」のことか (@_@;)
ネタのようで本当にそんな感じでした。何百万円の時計ではありませんし(30万円ちょい)、こんな調子でストンと購入が決まることもあります(笑)
直線的でラギッドなケースデザイン

何を措いても、まずはこの〝角張ったケースデザイン〟です。割と良くあるタイプのデザインに見えて、リューズガードから流れるラインなどに独特のセンスを感じさせます。
ケース径は40mm。数値だけ見れば「まあ、フツーかな」と思うじゃないですか?? ところが直線主体のデザインは強い!! 他の40mmケースと比較すると明らかに「サブ 600T」の方が大きく見えます。ちなみにこれに関しては、デザイン的な観点から説明が可能です。
サブ 600Tのケースを〝デザイナー目線で分析〟

ケースを正面から見たときに〝側面の構造をイメージできないデザイン〟であれば、40mmから受けるサイズ感は40mmそのままのものです。
ところが「サブ 600T」の場合、正面から側面に至る〝面の処理〟で、側面の厚み(14.15mm)や重量をイメージさせるデザインが施されているのです。これにより装着者は「サブ 600Tのケース」… その厚みを含めた〝ラギッドな迫力〟を無意識のうちに感じることになる。
昨今の時計は「如何に小さく見せるか」を念頭にデザインされたものがほとんどですが、マッチョマンが真冬にタンクトップを着るかの如く、存在感を最大化する方向で努力した結果の「サブ 600Tのケース」ではないかと思います。

実際、これまたインパクトのあるベゼルや、迫力ある要素の集合体であるダイヤルを受け止める土台としては、このくらいの視覚的重量感とマッチョなキャラクター性が必要なのです (*´∀`*)
実用しなくても格好良い「ダイビング ベゼル」

サブ 600Tには「スチール」と「セラミック」、2種類の「ベゼルインサート」が用意されていますが、私は迷わずスチールを選びました。いつまでもツヤツヤでいてくれるセラミックの良さは捨て難いものの、個人的にはベゼルとケースが同じ時間を過ごすことで、同じように朽ちていく状態を理想と考えています。自分が使うことで刻まれる傷イコール〝自然と進む自分専用カスタマイズ〟ですからね。
ドクサはこの回転ベゼルで特許を取得しています。スケールは潜水時間(分)と深度(フィート)のデュアル表示。もちろん、安全のために回転操作は一方向に限定されています。
購入時、最初に気に入ったのがこの「ベゼル」でした。専門的でややこしい情報満載のベゼルデザインに宿る〝実用性を超えた格好良さ〟… はい、間違いなく私が一番好きなヤツです(笑)
強力なリーダーシップを発揮する「オレンジ色のダイヤル」

〝オレンジ色のダイヤル〟を持つモデルだけを、ドクサは「プロフェッショナル」と名付けています(一部に例外アリ)。かつての水中実験により認められたオレンジダイヤルの良好な視認性。その性能を保証する意味を込めて、オレンジダイヤルを持つ全てのドクサに「プロフェッショナル」の称号が与えられているのです。
コッテコテに塗装された深いオレンジ色が、ダイヤル関連の要素を強引に率いている… そんな感じのダイヤルです。「サブ 600T プロフェッショナル」場合、それは平和的に調和を目指したぬるいデザインではありません。〝強力なリーダーシップによる統合〟です。
「プロフェッショナル」の評価で最も重要なのは、コレクション中で最大の視認性を有していることです。そのためにはダイヤル、針、インデックス、それぞれが意図的な違和感を以て独立した視認性を確立していなければなりません。
しかしそれは、デザインとして纏めることの難しさを意味しています。それでもダイヤルとして成立させるためにドクサが辿り着いた〝視認性第一主義のデザイン〟について、各パーツの視点からも説明を加えたいと思います (*´∀`*)
黒縁付き「インデックス」の大切な役割

「サブ 600T プロフェッショナルのインデックス」は、所謂ダイバーズウォッチで良く見る〝蓄光の塊を貼り付けた〟もの。光ってナンボのスーパールミノバですので、バキバキに発光します。これだけでも相当に高い視認性を発揮すると思いますが〝ダイバーズウォッチ本舗〟としては、もう一捻りを加えないと気が済まないと…(笑)
蓄光の外周を黒く縁取っているのです。工程としてはほんの小さな〝気遣い〟ですし、さして珍しくもない意匠ですが、この「黒縁」がもたらす絶大な効果についてもお話ししておきましょう。

ダイヤルは彩度が高いオレンジ色。白いインデックスを貼っただけでも、そこには必要十分な〝差〟が生じます。そうして色面と色面が並ぶことで、人間の目には〝見えない接線〟が見えてくるわけですが、さらにもう一押ししてその接線の〝見える化〟を進めたものがサブ 600T プロフェッショナルの「黒縁インデックス」です。
黒と白という、明度が最も乖離した色の接線を目立たせることで、強いオレンジ色のダイヤル上でも〝埋没しない印象〟を残すという、プロツールとして不可欠な機能を果たしているわけです。
ビビッドなカラーで着色されることが多いアメコミのカラー原稿から、キャラクターたちの黒い輪郭線を消したと想像して下さい。何だか随分とぼやけた印象になりませんか?? サブ 600T プロフェッショナルのインデックスを縁取る〝黒い線〟も、同じ役割を担っています。
抜群に目立つ「針」

大型の蓄光が施され、たっぷりの黒い塗料で着色された「針」。もちろんこれは、オレンジ色のダイヤルで視認性を最大化するための意匠なのですが、その不思議な温かみとグラフィカルな魅力で、厳つい「サブ 600T プロフェッショナル」の表情を柔らかいものにしています。
圧倒的な黒さで、高彩度のオレンジダイヤルでも埋没しない存在感… 「サブ 600T プロフェッショナル」において、この針が担う役割にも注目して欲しいと思います。スクエアなロリポップの秒針がセッセと回る様子も可愛らしいです (*´ω`*)
実に悩ましい ― ドクサ「サブ 600Tの色展開」
ドクサ製ダイバーズの大きな特徴として、ダイヤルカラーを軸とした若々しい〝色展開〟があります。先に〝ドクサのオレンジ色に纏わるストーリー〟を聞けた私は、比較的すんなりとオレンジダイヤルを選びましたが、ISHIDA新宿店さんのショーケースを前にすれば、当初の決意が揺らぐ人も少なくないはずです。
現行モデルのカラーバリエーションには、オレンジ色の「Professional」同様、それぞれ固有のキャラクターネームが与えられています。シブいシルバーは「Searambler」、男らしいブラックは「Sharkhunter」、目の覚めるようなホワイトが「Whitepearl」、明るいブルーは「Aquamarine」、ポップなイエローは「Divingstar」。
深みのあるブルーが「Caribbean」、唯一のサンレイダイヤルであるグリーンの「Sea Emerald」… 困ったことに〝これは無しやなぁ〟みたいな組み合わせは一つもありません。
しかも、ベゼルインサートが「スチール製」と「ブラックセラミック製」の2種類から選べるときた!! 組み合わせによっては針のカラーも変わりますからね。悩ましいことこの上ありません (;´∀`)
どこまでも真っ直ぐに伸びる「ブレスレット」

「このブレスレット、大迫力ですね!!」… 試着の直後、そんな感想を漏らしたワタクシ。ずっしりと男性的な重量にある種の心地良さを感じながら、同時に肌との接触面が想像以上にソフトタッチであることを発見しました。何気に優秀な仕上げと基本設計だと思います。

「ちょっとだけ昔のオーバーシーズを連想しました」と伝えると、スタッフさんからも「それですね!!」と追従がありました。仕上げを追求しまくったブレスレットではありませんが、堅牢性と合わせて、ツールウォッチとしては十分過ぎる美しさも兼ね備えています。
最近のブレスレットは、何でもかんでもテーパードさせてしまう傾向がありますが、だからこそたまに出会う「ストレートなブレスレット(しかも肉厚)」が、妙に刺さります。
鬼のように固い「バックル」

久しぶりに味わう「めちゃくちゃ固いバックル」です。もしかしたら我が時計人生で一番固いかもしれません。力の入れ方を間違えると爪がもげそうに(汗)
この辺は使っていくうちに馴染むはずですので、取り敢えずヨシとしておきます。その分、頑丈であることは伝わってきますからね (*´ω`*)
質実剛健な見た目も「DOXA」というブランドを体現していると思います。最近はお洒落で繊細なバックルが増えてきましたが、ダイバーズには、このような〝色気のない作り〟が良く似合います。
ムーブメントはセリタ製「SW200-1」

「サブ 600T プロフェッショナル」が搭載するムーブメントは、セリタの「SW200-1」です。世界中のエントリーモデルを支えてきた〝がむしゃらムーブメント〟ですが、セリタの価格が上昇した昨今は「SW200が入っていると嬉しい」と思わせるまでに、有難いムーブメントになりました。
本モデルで使われているグレードは定かではありませんが、振動数は28800振動/時、パワーリザーブは38時間。デイリーウォッチ向けの標準仕様ともいえる性能があります。
エボーシュであるセリタの中でもコモンなムーブメントですし、データシートから特筆事項を抜き出しても仕方がありません。ただ私は、SW200の〝データシートには記載されていない性能〟を評価しています。要するに、とても巻き心地が良いのです。

〝どこがどういう風に??〟と具体的なことまでは言えませんが… 強いて言えば〝指に伝わるフィードバックが上品〟です。
それでいて「オレは今、ゼンマイを巻いている!!」みたいな感触も楽しめるので、工作精度と組み立て精度、その両方のレベルの高さを感じさせてくれるのです。こういう感触は日常的に使う上での〝安心感〟に繋がりますからね。
驚異の「60気圧防水」

ヘリウムエスケープバルブ無し。ねじ込み式リューズ + ねじ込み式ケースバック + サファイアクリスタル風防で「60気圧防水」を実現しています。
ダイビングはおろか、10年以上も海水に浸かっていない私に「60気圧防水」なんて不要です。しかし、男とは生来〝不要なことに邁進し、不要なものに心惹かれる〟わけですよ。
「サブ 600T プロフェッショナル」の潜水性能を試す機会は私にはありませんが、いざとなれば600mも潜れる性能があると思うだけで未知の冒険に全身の血流が増加。総毛が逆立ち、知らずの内に口角だって上がります。サブ 600T プロフェッショナルの「60気圧防水」は、これが見せかけではない〝本気の道具〟であることの証明です (*´∀`*)
妙に納得できる「重さ」

重さは私用に調整したブレスレット込みで「182グラム」。個人的には〝ゴツい見た目通りの重さ〟で妙に納得(?)したと同時に、200グラムをオーバーしなかったことに安堵しました。200グラムを超えると、途端に肩が凝り始めるんです (;´∀`)
重量に関しては「そういう時計なので仕方がない」としか言えません。ぶっ太いブレスレットが相当な割合を占めているはずですので、レザーやラバーのストラップに換装すれば多少は解消されると思います。

ただ、このぶっ太いブレスレットあっての「サブ 600T」なんですよねぇ… 純正オプションとしてファブリックの「ピンバックル付きNATOストラップ」がありますが、果たしてアレで「サブ 600T」のずっしり重たいヘッドを受け止められるのか… 機会があれば試したいところです。
サブ 600T プロフェッショナルを装着!!

頭の重たい時計ですし、ドレスウォッチのように、本体を含めて寄り添うタイプのフィット感は期待できません。
強力なブレスレットでリストをクラッチしてもらうか、ストラップをキツめに締めてヘッドの暴れを防ぐか、そうすることが「サブ 600T」を快適に使用するための絶対条件です。
そうやって多少の無理やり感を飲み込んで楽しむ類の「サブ 600T」なのですが… やはりイケてます。

男心にガツンと来るこの感じ、見る角度で万華鏡のように趣を変える多面構造。ダイヤルの激しいオレンジを容赦なく分断する黒く太い針。それら全てが一つの塊となって視覚に飛び込んでくるわけですから、いやぁスゴい。「何だかスゴい時計を着けてるぞ!!」的な満腹感が半端じゃないです。
ちなみに私の手首は周径17cm。それなりの太さがあるため腕に対して大き過ぎると感じることはありませんが、手首細い民の皆さまはご注意下さい (;´∀`)
アクアスターとドクサに見る「道具として追求すべき美」

私がかねてから〝美し過ぎるダイバーズ〟と呼んできた「アクアスター」。そして今回購入に至った「ドクサ」。どちらも高いレベルで仕上げられた素敵な時計です。
但しその美しさは、所謂〝贅沢〟とは本質的に異なるものです。道具としての性能を掣肘する類の仕上げはどこにも施されていませんし、その本質の範囲内で可能な限り「格好良い時計を目指した」結果として、写真のディープスターやサブ 600Tは存在しています。
要素を極限まで削ぎ落とす〝バウハウス的なミニマリズム〟とも違います。もちろん、高価な時計であることを解りやすく見せるための〝ラグジュアリーデザイン〟とも異なります。
ペンチやプライヤーの機能に特化した美しさ、電柱の間で交差する送電線の格好良さ。アクアスターもドクサも、それぞれの時計から受ける「美の正体」に関して言えば、それは紛うことなき「道具としての美」そのものです。
最後に… 真冬にも楽しみがあるダイバーズ「サブ 600T プロフェッショナル」

平日にも関わらず終業してすぐに電車に飛び乗り、新宿三丁目からダッシュで向かったISHIDA新宿。今思えば実機を見る前からすでに「何かしらドクサを買う」ことだけは決めていたのだと思います。少し前に膝の水を抜いたくらい脚に問題を抱えている私ですが、時計のためなら… コイツ、動くぞ!!(笑)
そうして沢山のドクサを拝見して、悩んだ末に「サブ 600T プロフェッショナル」を購入したわけです。それからアチコチに着けて行きましたが… とにかく日本では見る機会の少ない、ポケモンGOで言えば「アーマードミュウツー」みたいな時計ですからね。見付かるたびにモテモテ(笑)
そろそろ本格的に涼しくなって来るでしょうし、ここから季節性の衝動「ダイバーズ欲しい!!」は起きなくなってくるでしょう。実際に以前、某ブランドさんで聞いた話だと、気温が下がるとテキメンにダイバーズの売上が落ちる… とのことでした。

確かに秋の装いに大きい時計は不釣り合いです。シュッとした小径でスタイリッシュに決めたい人にしてみれば、涼しい季節にダイバーズは有り得ないのかもしれません。
ところが、更に気温が下がって極寒の真冬が来ると事情が変わります。モコモコしたコートや厚手のジャケットの広い袖口に、やたらと大きい時計がフィットするからです。
ってなわけで「サブ 600T プロフェッショナル」も、モコモコのダウンを羽織る季節に大活躍してくれるはず。そもそも〝泳がない私〟にしてみれば、むしろ〝真冬のおしゃれダイバーズ〟としての在り方こそが「サブ 600T プロフェッショナル」の真価かもしれませんね (*´ω`*)
| DOXA SUB 600T Specifications | |
|---|---|
| ムーブメント | セリタ製自動巻 SW200-1 |
| パワーリザーブ | 38時間 |
| 振動数 | 28,800振動/時(4.0Hz) |
| ムーブメント装飾 | DOXAによる装飾 |
| ケース素材 | ステンレススチール |
| ケースサイズ | 40.00mm × 47.60mm |
| ケース厚 | 14.15mm |
| リューズ | ねじ込み式 |
| 防水性能 | 60気圧 / 600m / 1,970ft |
| ケースバック | ステンレススチール、ねじ込み式 |
| 表示 | 時・分・秒 |
| 日付表示 | あり |
| 風防 | サファイアクリスタル |
| ベゼル | 逆回転防止ベゼル(フィート表示) |
| ベゼルインサート | サンドブラスト仕上げステンレススチールまたはセラミック |
| ブレスレット | ステンレススチール、ウェットスーツ用エクステンション付きフォールディングクラスプ |
| ストラップ | NATOストラップ、ピンバックル、クイックリリース式スプリングバー |
| ラグ幅 | 20.00mm |
| ダイヤル | アイコニックダイヤル |










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コメント一覧 (2件)
ご購入おめでとうございます!
ダイバーズめちゃくちゃ増えてませんか!?笑
HP見てみました。モデル数も多いですが、
文字盤の色の種類もかなり多くてこれは迷いますね〜
オレンジは大正解だと思います!やはり海の時計には
オレンジが合う!
ブランドネームやモデル名が文字盤のいつもの位置にないのも
視認性の良さに一役買ってるんですかね?
Y太さま、コメントありがとうございます♫
他のカテゴリーにはない「スカッと爽やか」を味わいたくて、買っちゃいますね。ダイバーズ。
特にドクサは、ちょくちょく海外の掲示板にも出現するワードでもありますし、知っておく必要があると判断しました。
存在感のカタマリですので、支払ったお金以上の心理的な〝お得感〟があります(笑)
オレンジですよね!! まずはオレンジ。
冬に着けてみて、どう見えるかも楽しみです。
ロゴを正中線から外したのは、12時と6時周辺の視認性を最大化するためだと思います。
フツーの時計ならバランスが傾いてめちゃめちゃになりますが、強いインデックスと強い針がそれを可能にしています。
こういうところに気付いちゃうと… 危ないですよ~(笑)