弊サイトへ頻繁に足を運んで下さる皆さまであれば、1度と言わず幾度も「腕時計の購入」を体験されたことでしょう。実際、あれほど気分が良い瞬間はありませんよね (*´ω`*)
ずっと欲しかった一本を苦労の末に手に入れたのならば尚のこと。余りの喜びにスキップしたくなったり、背中に羽が生えて飛べるんじゃないかと錯覚したり、気持ちが大きくなって性格まで変わってしまいそうになった方もいらっしゃるでしょう。ワタクシも口角が上がりっぱなしになって「気持ち悪い」と言われたことがあります(汗)
腕時計に限った話ではありません。対象が何であれ、拘って選び出した品物を手に入れたときの高揚感には凄まじいものがあります。状況としては手元に新しい腕時計が一本増えただけのはずが、物によっては「世界の見え方が変わる」ほどの変化が自らに起きたかのように感じるのです。
まるで腕時計と一緒に「この世の真理」を手中にしたかのように心が満たされ、胸一杯の喜びで「精神的な満腹状態」が半年以上続くこともあります。
そう言えば先月末、ワタクシの落ち度が原因で「腕時計喫茶」に大規模な「アクセス障害」を引き起こしてしまいました。ほぼ丸一日、読者の皆さまに「404 not found」をお見せしてしまったこと、深く陳謝申し上げます。今回の記事の最後に「原因と回復までの経緯」をまとめましたので、宜しければお目通し下さい。
腕時計に数百万円を支払う前に「知っておくべきこと」
1万円の腕時計と300万円の腕時計があるとします。欲しくて欲しくて仕方がない心理状態で購入した物であれば、喜び自体の大きさは「全く以て同等」です。高価だから嬉しさが数百倍、なんてことはありません。特に私はそのタイプで、300万円あれば30万円の腕時計10本に囲まれてウハウハしたいと考えちゃうんですよ。3万円を100本ってのも悪くないぞ。欲深いのか貧乏性なのか微妙だなぁ(笑)
高級腕時計だけが持つ「喜びのぶり返し」
ですがやはり、喜びの「質」にはお値段相応の違いがあります。その辺りを感覚的に言語化して良いならば「喜びのぶり返し頻度の高さ」とでも言えるでしょうか。環境にもよりますが、有名ブランドの高級腕時計の場合、日常的に注目される機会は段違いです。同時に会話の中で話題に上る回数も多い。その都度、何らかの「承認欲求」が満たされ「購入行為の正当化」が繰り返されます。
これが、高級腕時計なら購入後何年経過しても「喜びの感情がぶり返す仕組み」です。実際、この辺りに期待して高級腕時計を購入する方も多いでしょうね。
ブランドと貴方の「美しきマリアージュ」
ブランドとは須くそういう性質の物ですが、世界的に「確立されたブランド」の価値は、ブランド自体やファンである消費者が長年にわたり積み上げた「定義」の上に成り立っています。ですからそう言った「ブランド品の購入」はある意味、それらファミリーに参加する行為と同義です。ファン以上の「家族」になることを最大の価値と考え、大金を投じる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、そうやって「ブランドの威力」に膝を折った状態で大金を支払うのであれば、少し待って下さい。そのブランドが真の意味で「自分を満たしてくれる存在か」を徹底的に吟味して欲しいのです。でなければ必ずどこかで「大ダメージ」を負います (;´Д`)
要するに、どんなスーパーハイブランドが相手でも、自分の価値観を脇において、あまつさえ意味消失させるようでは、貴方とブランドの間で「美しいマリアージュが成就したとは言えない」のです。実際、ここは真剣に意識すべきところだと思います。
高級腕時計を購入しようと積極的に動ける方であれば、当然ながら「理想とする腕時計」と「理想とする自分の姿」を明確にイメージできるでしょう。そもそも趣味なんて物はそれを叶えるための遊び場であって、自分を抑え付け我慢してまで続ける物ではないのです。これこそが全ての趣味における「大前提」と言えます。
例えば私はどれだけ人気のモデルであろうと、どれだけリセールバリューが高かろうと、自分の趣味から逸脱しそうな時計は買いません。これまで何やかんやで「チャンス」が到来したこともありましたが、要らない物はどう考えても要らないのです。使わないでしょうからね。
昨年の末、新作が出る度に購入に走った某ブランドから「2024年最後の新作」が発表されましたが、その際はスルーを決めました。贔屓のブランドであっても… いや、贔屓だからこそ意に添わない時計を買おうとは思わないものです。間違いなくプレミアで転売されるであろう逸品ですが、自分が使わない物の購入は一切合切が「無駄」です。
例えば、ハイブランドの洋服は誰もが着こなせる作りにはなっていません。ハイブランドはあくまで「客を選ぶ立場」にあるからです。「着たければまずは身体のラインを整えてからおいで下さい」というのがハイブランドの終始一貫した姿勢。腕時計の場合はそこまでシビアではないものの、消費者との関係性に関しては同じ様相を呈しています (;´Д`)
「自分のセンスを買う行為」でなければ成功とは言えない
ブランドが標榜するセンスに100%のシンクロ率を感じた方は、高価な時計でも自信を持ってご購入下さい。しかしぶっちゃけ、そんな人いますかね??
実際、ブランドの在り方に多少の「押し付けがましさ」を感じている方もいらっしゃるでしょう。基本的にハイブランドは消費者に寄り添ったりしません。何らかのすれ違いで脱落するファンがいたとしても、彼らにとっては痛くも痒くもないからです。
ですから「ファミリー入り」するという考え方には本来、何らの「実」もありません。消費者にそう言った幻想を抱かせることが上手いブランドが「稼ぐブランド」であることは確かですが、そこに少しでも違和感を感じたならば早々に離脱した方が賢明だと私は思います。
とどのつまり、ブランドのセンスとご自分のセンスを天秤に乗せて、自分のセンスが比重として上回るのでなければ高いお金を払う価値なんてないのです。どんなブランドでも「自分色に染めてやる」くらいの方でないと、結局のところ「ブランドの手のひらの上で踊っている」に過ぎません (;´∀`)
ハイブランドを舞台に自分自身のアイデンティティを表現してこそ、ブランドを「モノにした」と言えるのではないでしょうか?? 巡り巡って磨かれた「自分のセンスを購入した」と思えるかどうかが、成功と失敗の分水嶺なのです。
高級腕時計購入はあくまで「自己完結させる」べし
高い腕時計を購入したなら、誰にでも盛大に「ドヤる権利」があります。愛好家に囲まれている恵まれた環境であれば、放っておいても勝手に盛り立ててくれるはずです。みんな腕時計が大好きですし、高価な時計に対する「しっかりした価値認識」もありますしね。
要するに「ドヤる」行為は「ドヤらせてくれる」環境があって成立するわけで、数百万円の腕時計を買ったという表面的事実だけを以て「すごーい!!」なんて誉めてくれる人は存在しません。どちらかと言えば冷めた視線を浴びせられ「腕時計に数百万円?? アホなの??」と言われて終わりです。
ですから、仲間がいれば仲間内の、仲間がいなければ一人だけの価値観、つまり「相当に孤独な決断」を下した先にあるのが高級腕時計購入だと言えます。
私なんかにもそう言うところがありますが、大金を支払ったなら「認めて欲しい」じゃないですか??
ただそれ自体に「邪さ」を感じる自分もいるのです。好きな腕時計に大金を投じた自分を認めてやれるのは「自分しかいない」と知っているからです。
「自己満足の権化」である高級腕時計には一般的に認められた価値の指標が存在しません。つい先日も某有名販売店の店長が言ってましたよ「腕時計なんて存在が、そもそも無意味なんです」と (;´∀`)
高級腕時計に数百万円を支払う行為は、それ自体が一種の「承認行為」です。価値の有無が曖昧な高級腕時計に対して「君にはこれだけの価値がある」と対象の時計を評価することで、尊い決断を下した自分を誉めそやす。そして「ある種の充足感」を得るのです。言ってみれば、たったそれだけのことに過ぎません。
当然ながらそれらは個々人のインナースペースでの出来事ですから、その全てを他人と共有することは不可能です。高級腕時計を購入し、その感動と充足感を分かち合おうと試みるプロセスで、思いの外、冷たい反応を返される場合もあるでしょう。「折角の高級腕時計購入なのに、何で一緒に喜んでくれないんだ!?」と憤る方だっていらっしゃるかもしれません。
巨大な喜びだからこそ、きっかけ一つで「奈落」に落ちることもある
そういった「マイナス感情」に苛まれる恐れがあるなら、高級腕時計の購入は「危険行為」と言わざるを得ません。私個人の体験を例として上げますが、こんな言葉を投げ付けられたことがあります。
「そんなワケの解らんブランドの時計を買ったって、売るときには二束三文じゃないの??」
実際、マニアしかご存じないような「微妙なブランド」の時計でしたが、例えば住宅を買えばロケーションで揶揄してくる連中が沸いてくるように、腕時計にも「常識的なモノサシ」とやらを武器に、何やかんやと嫌な言葉をぶつけてくる人はいます。
このときの私は「この時計はな、そこやないねん」とだけ返して、あとは無視を決め込んだと思いますが、広く遍く「オレの時計を誉めてくれ!!」なんて思っていると、意外なほど多い「アンチ」の存在に気付くはずです。もちろんそんなことで一々傷付いていたら、腕時計趣味の純粋性は失われ、楽しみも大きく減衰してしまいます。
ローンだろうと現金一括だろうと、購入者が被ったお財布へのダメージに変わりはありません。百万円を超える時計を購入したあとで残高を確認する瞬間の「巨大な恐怖」を乗り越えるためには、自分の中の「購入ストーリー」を明確にして、しっかりと定義付けしておく必要があります。高額商品購入の後ろ暗さを抱えつつも「正しい購入だった!!」と言い切る度量がなければ、他では得難い「巨大な喜び」から、易々と突き落とされることもあるのです (@_@;)
腕時計の「こんなはずじゃなかった」を回避するために
大金を支払ってお迎えする折角の「高級腕時計」ですから、できるなら「苦い経験」なんかにはしたくないものです。そこで、ここまでのお話から「10の戒律」として纏めてみました。
戒律① 価格と満足を見極める
高価な腕時計が必ずしも喜びの大きさに直結するわけではない。喜びの「質」を追求すべし。
戒律② ブランドとの関係を吟味する
ブランドに過度に依存せず、自分の価値観やライフスタイルに合った時計を選ぶことが重要。ブランドの「ファミリー」になることを目的とせず、あくまでも自分のセンスを基準にする。
戒律③ 評価に期待しない
「他者の評価」に期待しすぎると失望する可能性がある。購入後の満足感を「自己完結できる心構え」が大切。
戒律④ 購入ストーリーを明確に
なぜその時計を選ぶのか?? 「自分なりの理由や物語」をしっかり持つことで購入後の不安を軽減させる。事あるごとに当初の考えを反芻すれば、購入直後の感動も色褪せずに残る。
戒律⑤ 経済的な準備を怠らない
ローンや一括払いにかかわらず、購入後の生活に影響を与えない範囲で無理のない支払い計画を立てる。「今月は幾らの支払いがある」と把握し続ける自信があればローンでも構わないが「計画的な利用」が難しい場合は「現金払い」のみで腕時計趣味を続けた方が良い。口座残高の目減りが、心理的な抑止力にもなる。
戒律⑥ 少しでも意に添わなければ「買わない」
購入対象の腕時計を要素別に細分化し、それらに点数を付けることで「無用な購入を排除」する。自分の中で「合計点数が80点に届かなければ買わない」と決めれば、自ずと対象を絞ることにもなり、繰り返すことで腕時計に対する目も肥える。
戒律⑦ 批判に耐える覚悟を持つ
購入後、他者からのネガティブな意見に動揺しないために、しっかりとした「自分の価値観を確立」しておく。
戒律⑧ 趣味は自己満足のためのものと心得る
趣味は自分を満たすためのものであり、無理をしてまで購入する必要はない。無責任に煽り立てる「他者の期待に応える」必要も「
戒律⑨ 購入前に「腕時計以外の選択肢」にも目をやる
時計を購入する場合に支払う金額と同じ予算で得られる「別の喜びや価値」と比較して「腕時計購入がベストか否」に適切な決断を下す。
戒律⑩ 被っている時計があれば買わない
見た目や用途で「存在が被ってしまっている時計」を持っていた場合、余程のことがない限りどちらか一方に利用の偏りが発生する。使わない時計は全てが「無駄な存在」である。時計への愛情は「使ってこそ」発露するものである。
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腕時計を趣味にしているとは言え、その中身は安月給のサラリーマンに過ぎないワタクシです。ぶっちゃけ「欲しいから買う」を繰り返していたら、それこそ「破産待ったなし!!」になりかねません。皆さんもそんなことは望んでいませんよね??
「腕時計にハマって人生が狂った」なんてことにならないように、また、少しでも安寧の中で楽しい腕時計ライフを続けられるように、自分だけの「購入指針」を組み立てていただけたらと思います。その際、ここに上げた「十の戒律」がベースモデルとして皆さまの参考になれば幸いです (*´∀`*)
「高級腕時計購入」は『祝福』されなければならない
!?(@_@;) ←こんな顔になっている皆さま、言いたいことは解ります。「10番目の戒め」なんて、全く守れていませんからね。ワタクシ (;´Д`A
要するにこの「十戒」が一つでも破れると、人はいとも容易く無軌道に腕時計を買ってしまうのです。いやむしろ、欲望のままに行動し、十戒の隙間をぬって「購入の糸口」を探しているフシがあるのかもしれません。そして、そういうときの購入ほど「後ろ暗さ」が付き纏いますから、貴方(私)にとって幸福とは言えない体験になる可能性があります。
逆に「十戒」を完璧に遵守した上での「正しい購入体験」であれば、御使いがラッパを吹き鳴らしながら降りてきて、貴方の周りをクルクル周回しながら祝福してくれるでしょう。
さあ、貴方の手元には「祝福された腕時計」が何本あるでしょうか?? そもそも、私の手元には祝福されて購入した腕時計なんてあったでしょうか?? (;´∀`)
最後に… 納得の「無駄」を買うために
ここまで読んでいただいたにも関わらず身も蓋もない結論で申し訳ありませんが「ドレス」「高機能型ビジネス(クロノグラフ)」「ダイバーズ」など、シーン別に用立てた「3本」を超える腕時計の購入は、基本的に全てが「無駄の領域」です。
そんな解りきったことは脇において、腕時計の「高い趣味性」とやらを援軍に強気の姿勢を崩さなかったツワモノたちだけが、今この瞬間に「腕時計喫茶」を読んで下さっていると思います。そうさ!! オレたちゃ「サバイバー」なんだぜ!!(笑)
とは言え「腕時計趣味」なんてものはあくまで「個人の喜び」に過ぎません。クルマのように家族を乗せてドライブを楽しめるわけでもない。富豪でもない限り「自分だけが楽しんでいる」という後ろめたさと無縁ではいられないでしょう。
数百万円の高級腕時計であれば尚のこと。相当なエネルギーを「購入行為の肯定」に全振りしなければ、湧き上がる「後悔の念」を振り払うことはできないのです。
少しでも不安を抱えたままで「えいやっ!!」と支払う数百万円は、喜び転じて「巨大な後悔」へと転じる可能性を秘めています。「経済的な無理をしない」「判断を勢いに任せない」などに気を付けていれば、それほど大きな痛手にはならないと思いますが「少し無理をしたときの達成感」や「勢いに任せて最後まで行ったときの疾走感」が格別なのもまた事実。
転売目的でもないのに「買ってすぐ売る」なんて愚かしい「徒労感」を味わうことのないように、大物を狙うときは「おっかなビックリ」くらいが丁度良いのかもしれません (;´∀`)
※ 写真は全てSony「α6700」とタムロン「28-75mm F/2.8 Di III VXD G2」で撮影しました。
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【お詫び】約1日、アクセスできない時間帯がありました(汗)
もしかしたら「どうした砂布巾!! 息してるか!?」と心配してくださった方もいらっしゃるかもしれませんね。申し訳ないことに、3月28日から29日にかけて、サイト全体にアクセスできない時間帯がありました。その時間帯に訪問して下さった皆さまなら、デカデカと表示される「404 not found」を目撃されたのではないでしょうか (;´Д`)
不具合対応「1日目」
不具合のきっかけ自体は、私が行った「データベースのバージョンアップ」です。WEBサイトで言うデータベースとは、簡単に述べると、検索で引っかっけられるようなテキストデータの収納場所です。
その収納場所としての性能がアップデートされるタイミングがあって、その際の作業でトチると最悪、サイト全体が「爆死」する恐れがあるのです。ちなみにワードプレスに乗り換えて以降、3回ほどこの作業を行いましたが特に問題はなく「世間で言われているほど、データベース更新って難しくないやん」と言うのが、404を見るまでの私の認識でした。
そして作業。言い訳がましい話ですが、作業自体はミスなく進めることが出来ていました。タイプミスも一切ありません。
ところが、今思えばですが、データベースを編集した際の保存時に、これまで見たこともない妙な挙動があったのです(再ログインを要求されたり)「あれ?? これってちゃんと保存できたのかな??」みたいなイヤ~な感じ。そして、恐らくはこの「嫌な感じ」が全てでした。
専門家ではありませんし、挙動から推測するしかありませんが、この保存のエラーがアチコチに影響して、WEBサーバーの設定とデータベースの紐づけが不可能になってしまったのだと思います。
初期設定ファイルをクリアしたり、キャッシュ関係を閉じてみたり色々やってみましたが、どれも効果がなく、遂にはロリポップサーバーに保存してあった数日前のバックアップに頼るも復活の兆しは見えず、404の1日目は疲れ果てた末のふて寝で幕を閉じました (;´∀`)
不具合対応「2日目」
この日は髪を切る予約があったので早起きしました。寝起きで最初に確認したのはスマートフォン。だってもしかしたら、404が「自然回復」しているかもしれないじゃないですか??
まあ、世の中そんなに甘くはありませんし、デジタルに強いコビトさんも現れない(汗)
髪を切られながら思いました。「このままサイトが復旧しなかったら、オイラの腕時計人生って、ここで終わっちゃうのかな」と。まあ実際、それくらい私の腕時計趣味と、この「腕時計喫茶」はガチガチにリンクしているのです。例えば私が執筆を続けることもなく、ただただシンプルに腕時計を趣味としていたならば、コレクションの風景自体が今とは異なる性質のものになっていたでしょう。良し悪しは別にして。
新宿3丁目近くのサロンからとぼとぼ歩く帰り道、すぐの脇道に「ISHIDA新宿」さんが見えましたが、もうなんて言うか… 「腕時計」の文字を見るのもツラくて、腕時計を避けるようにどこにも引っ掛からずに帰宅。
中野坂上のマクドで仕込んだバーガー片手に、さあここからが、復旧作業の「ラウンド2」です。
もう一度冷静になって、トラブルシュートをしてみました。サーバーごとに不具合を切り分け、一からできることを試してみましたが、冷酷な404のエラーページを見せられるばかり。そのたび、走馬灯のようにこれまでの苦労が浮かんでは消え、腕時計喫茶を介して知り合った方々の顔まで浮かんでくる始末。
心なしか指先まで冷たくなってきて、食欲は沸かないし思考は停止するしで「これはいかん」と2時間ほどふて寝してから「ラウンド3」に挑むことを決めました。残すは最終手段「ゼロから何とかする作戦」しかありません (;´Д`)
神のプラグイン「All-in-One WP Migration」に祝福を!!
データベース更新作業の困難さはワードプレス界隈において「鬼門」とされていますが、作業の詳細を指南してくれる参考サイトの全てが「事前バックアップの重要性」に言及しています。要するに「改変前のオリジナルデータはキープしておくべしの心得」です。
素直な性格の私はこの教えをしっかり守りました。今思えばこの「慎重さ」が自らを救ったと思います。良かった… ビビりで良かった…
結局、設定ファイルをどれだけ弄ろうとも状況の改善は望めず、「404憎し!!」の感情が頂点に達した私は、現状からの回復自体を断念。こうなったら新しくワードプレスをインストールしなおすしかない!! そのために安くないお金を払って「All-in-One WP Migration」を使っているのだ!!
はてなブログからワードプレスへ引っ越しする際の「ダミーサイト構築」でも散々お世話になった「All-in-One WP Migration」。WEBサーバーとデータベースサーバーを一括でバックアップできるのみならず、テーマやプラグイン設定の再現性も高いという、まさに「神のバックアップ」。そして今回の「未曾有の危機」においても、その「神の祝福」が炸裂しました。多少のコツは必要でしたが「ほぼパーフェクト」な状態で復旧できたのです。
もちろん「All-in-One WP Migration」も完全無欠ではありません。そもそもバックアップダウンロードが不完全だった場合、これまでの努力が全て無駄になる可能性もあったのです。
新しく構築した素っ気ないワードプレスに「All-in-One WP Migration」だけをインストールして、そこから「復元」を実行。その間は僅か20分足らずでしたが、正直、生きている心地がしませんでした。ひたすら進捗のプログレスを睨み付け、八百万の神々に祈りを捧げたワタクシ。
何事もなかったかのように、最新状態で表示される「腕時計喫茶」を目の当たりにした瞬間、私は何度も不細工なガッツポーズを決めました。とにかく嬉しかったのです。とにかく救われたのです。神よ、全ての神よ。ありがとう!! (*´∀`*)
投稿したらバックアップのクセを付けます!!
「All-in-One WP Migration」でバックアップを取っていなかったらと思うと冷や汗が出ます。今後は新規投稿を行う都度バックアップを実行して、ローカルサーバーで管理したいと思います。何が起きてもバックアップさえあれば、こうやって「力業」の行使も可能ですしね。
読者の皆さま、この度は誠にご迷惑をお掛けしました。安全・安定のサイト運営に務めますので、どうかお見捨てなきようにお願い申し上げます m(_ _)m
ご意見・ご感想
コメント一覧 (2件)
腕時計の購入、特に高額になると
購入体験自体が思い出に残るから失敗はしたくないですよね。
自分はテレビドラマやYouTubeでタレントの人が
付けてるの見ると無性に買いたい衝動に駆られるので
そこをなんとかしたいですね。。笑
(最近はベンチュラが欲しい。。)
Y太さま、コメントありがとうございます♬
ベンチュラ(ハミーの方ですよね?)は私も欲しいです。
最近作はケースの出来が良いので、ひじょーにカッチョイイです!!
高級腕時計の価格にはブティックでの購入体験も含まれていると思っています。
だからこそ購入するお店には拘りたい。
思い出したくもない記憶に、何十何百万円の支払いたくないですからね。
そう言えば知り合いの時計女子が「ロレックスのカメレオン」が欲しいそうです。
ドラマで見て「これだ!!」と感じたそうで(笑)