ルパン「ん?これは失敗作かい?」
イワノフ「それは本物でございます」
凄いぜイワノフ!!(;´∀`) 本物以上…そこまで行けば偽札にも芸術的価値が出るのかもしれませんが、それって偽札としてはアウトなのでは…とも思ったり。 件の「凄いスーパーコピー」も「本物より凄い」となれば興味を示す手合が現れるかもしれませんが、実際はどこまで行っても「本物を超えられない存在」なのは確かです。しかし、聞いた話によると「トゥールビヨン」すらコピーしてしまえる業者もあるそうで、そこには「複雑機構を組める時計師」が所属しているということになります。それは余りにもったいない。今すぐまともなメゾンに就職して、その才能を正しく使ってもらいたいものです。 ブランドコピー品の罪深さは、身近な人を騙したり、中古業者を欺いたりすることだけではありません。コピー品は存在するだけで腕時計文化の純粋性を失わせ、その歴史の価値を粉々に粉砕する可能性があるのです。 現在のことは解りませんが、かつて「ルイ・ヴィトン」のバッグなどはコピー対象として格好の餌食でした。一時はちょっと怪しげな商店街なら普通に出回っていたくらいで、ある意味コピー品の分際で妙な「市民権」さえ得ていたように記憶しています。実際、特徴的な「モノグラム柄」はコピーの象徴みたいに扱われ、本物を持っていても本物に見えない…そんな不条理が起っていました。 その結果「ヴィトンなんてダサ~い」みたいな女の子が増えて「街でモノグラムのバッグを見ない」時期すらあったと思います。その代わりヴィトンは「ダミエ柄」で巷を席巻していましたっけ…確かに!ワシも買わされたでぇ(;´∀`) その時代の「モノグラム=パチもん」という風評の原因が、大量に流通してしまったコピー品の存在なのは間違いないでしょう。本物を持っていても「それって本物なん?」と、いちいち訊かれたとしたら…失礼な!もうええわ!ってなりますよね? この先、腕時計のコピー品が近所の商店街にまで流通したらと考えると怖すぎますが、万が一ロレックスのコピー品が「当たり前に買える」ようになってしまったら…本物のロレックスの方にも影響がないとは言い切れません。 与太話に聞こえるかもしれませんが、パチモンのヴィトンも一時はそんな感じでしたからねぇ(;´Д`) 近くの人に「どうせ偽物でしょ?」なんて思われているとしたら…誰が大金だして高級品なんか買うでしょうか。 二次市場に降りる前の検問「プロの買取業者」の真贋判定も及ばない、それこそ「スーパーなコピー品」が多数暗躍しているとなれば、中古品に対する信用は瓦解し、その価値はいずれ地に落ちるでしょう。「真贋判定できないので、こちらの時計は買い取れません」なんて、本末転倒な「最悪」もありえます。 現在の腕時計を取り巻く環境は、過去に例がないくらい良好です。これは関係者の並々ならぬ努力と消費者の深い理解があったればこそ。そんな状況を日常として見てきた消費者ならば、同様の日々が未来永劫続くものだと誤解しがちです。 しかし「必需品」とは言えない「高級腕時計」の足元は案外と脆弱なのかもしれません。それは砂で作られた壮麗なお城のようなもの。関係者が長い年月、心血を注いで積み重ねてきた「信用」という名の「砂の城」が、許されざる「ブランドコピー品」によって今まさに破壊されようとしているのです。 大袈裟ですかね?(・д・`) 結果的に「あんた大袈裟やなぁ」で終わればそれが一番だと思います。しかし現実はそんな楽観主義者たちの観測など無視して、最悪の一途を辿っているかもしれないのです。 「正規店でしか買わんし関係ないわ」と仰る方…そのまま続けて下さい。それが一番安全です。二次市場に関わらなければ騙されることもないでしょう。 問題は、複雑な事情で「並行品」に頼り、過去の良作を求めて「中古品」を漁り続ける私のようなタイプでしょうか。こういう楽しみ方をしてきた方は、今後はこれまでの何倍もの注意を払って、腕時計を探すことになるでしょう。プロの目すらアテにできないとなれば、頼れるのは己の知識と感性のみ…「ブランドコピー品憎し」の心を糧に刮目して「二次市場と対峙」するしかないのです。 …にしても、リスクを甘受できない方にとっては、おいそれと手出しできない趣味になってしまったんでしょうかねぇ…腕時計(´;ω;`) 「ブランド」「販売・流通」そして「消費者」…これら強固な「価値観」のトリニティーに侵入してきた異物「ブランドコピー品」。最新モデルのコピーすらもあっという間に完成させる開発力には正直舌を巻きます。しかし、不正な方法でマーケットに侵入し消費者を惑わす「まがい物」には絶対に手を出してはいけません。 誘惑に負け、一度でも買ってしまったら…その人は二度とまともな「愛好家の楽園」に立ち戻ることはできないでしょう。腕時計の「失楽園」ですよ。 どれだけソックリでも、どれだけ魅力的に見えても…「ブランドコピー品」は所詮「最低最悪の偽物」です。腕時計の歴史と、これから先の腕時計の未来を大切に思う方なら、絶対に手を出すことはない…私はそう信じています。 とりあえず、せめてもの自己防衛策として中古を探す際は業者さんから「正真正銘本物です!」という言質を取りましょう。業者さんに「疑ってるのか?」と思われても仕方がありません。たったこれだけでもだいぶ違うと思うんですよねぇ。気持ち的に(*´∀`*) そもそも買取業者さんだって被害者なのですから、いずれ何らかの手を講じてくるはずです。日本の二次市場は非常に安定して運営されており、それは優秀な業者さんの頑張りと、秩序ある消費者の行動による成果だと思っています。 私たち消費者と業者さんがタッグを組んで、日本の二次市場という名の「領海」から、怪しげな「改造漁船」を叩き出してやりましょう!! ※今回は約4700字でした。短くまとめる才能なさ過ぎでスミマセン(;´∀`)


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