好きなのに何故か買うところまで行かない時計があります。そういうブランドは幾つかありますが、「これまでにナンボでもチャンスあったやん!?」の代表的なブランドが「ORIS」です。特に「ダイバーズ65」シリーズはいつ見ても「いいなぁ~欲しいなぁ~」とブレずに感じるほど、私の趣味にピッタリハマる時計です。

そうそうコレコレ!ダイバーズなのに楚々としたこの雰囲気が、いい意味でオヤジ臭くて好きなんです。
高いオリジナリティーを感じる「オリスのデザイン」
そもそも、現在の時計業界では珍しい独立企業である「ORIS」の時計は、ある種の信念をもって作られていると感じます。業界やマーケットの流行りから一歩引いたところで自分たちの時計を作り続けるメーカーといった印象が強く、オリジナリティーの高いデザインが多いのも特徴です。
それでいて奇をてらった感じがしないのも好印象。価格も創業100年のブランドとは思えない良心的な設定ですし、私自身が一番強く思います。「なんで今、持ってないんや?」…

ステンレスとブロンズのミックスマテリアルケース。最近はずっとこの「01 733 7707 4355-07 8 20 17」が気になっています。ツートーンのブレスレットもエレガント!

ほらね! NATOもイケるでしょ! 変哲もないと言われればそれまでなんですが、よく見るとオリジナル要素が多くて、他のダイバーズたちとキッチリ差別化できると思います。うちのコレクションに仲間入りしても埋没したりはしない(はず)
幅細めのベゼル、しつこくないハンド、ドーム型の風防…などなど。私が好む要素がてんこ盛りです。なのに何故買えないのか?その理由を無理やり探すとすれば、心当たりは一つだけ。「ある種の定番感」が引っかかるのです。
オリスといえば… 結納!?
私が結婚適齢期に差し掛かった頃、結納の風習なんかはすでに廃れていたのですが、それでも新郎が買った指輪のお返しに、新婦側から「腕時計」というのは定番で残っていました。いわゆる「略式結納」というやつです。私の時代に好んで選ばれていたド定番ブランドは「OMEGA」、2番手が「ORIS」でした。
その印象が結構強くて、「ORIS」と聞くと「結納返し」が思い浮かんできます。つまり、「人から贈られる腕時計」というイメージがあるのです。国際的な観点から見ればそんなアホなことはないはずですが、日本人の私の中には結構根強く残ってしまっているのでしょう。
だからこそ「大切な贈り物」に選ばれる
しかし考えてみれば、人生の大事な行事に贈り物として相応しいと認められたほどの誠実なイメージを持つブランドなわけです。「ORIS」で時計を作っている人が聞けば喜ぶ話でしょうし、私もその辺の歪んだ偏見は捨て去るべきでしょう。
失敗できない人生の重大事だからこそ、贈り物にも潔白なイメージが求められます。高い完成度を誇るからこそ感じる「定番感」は、変わらぬ価値観の証でもあります。
少し調べてみたら、最近はユンハンスの「Max Bill」も略式結納に人気だそうです。って、アタシ持ってますがな!「Max Bill」!
ということで、変な偏見は捨て去ることにしました(汗)









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