ソニー「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II」で撮った腕時計たち(追記)
購入からある程度の時間も経過しましたし、撮影した腕時計の写真も増えました。そこで追加要素として、何枚かの「参考作品」を貼って参りたいと思います。



ハーフマクロとはいえ、相当な近接能力があるとお解りいただけたかと思います。OMのときは等倍を上回る接近戦を仕掛けていましたが、目的が「アラ探し」でもない限り、これくらいの寄りが最も美しく「時計を映えさせる距離感」だと思います。テーブルフォトで抜群に使いやすいレンズです (*´∀`*)
珍しく腕時計以外を撮ってみました
やることがなく無駄に時間を持て余していた祝日、ふと思い立って「α6700」をリュックにねじ込み、近所の新宿中央公園へと出かけました。
2月でも咲いている気合いの入った花が多かろうはずもなく、公園と言っても楚々としたものでしたが、何となく画になりそうなモチーフを探して撮ってみました。そして、この時点で気が付いた私。「液晶モニターはチルト式が良かったかも」… (;´Д`)

ニコンZ6Ⅱはチルトでしたが、一度も屋外に連れ出してやれませんでした。こうして「α6700」で木や花を相手にローアングルの構図を考える段になってようやく、チルト式の有り難さに気付いたわけです。時すでに遅しですけどね。
「α6700」で不満があるとすればそれくらいで、それだって自撮りが必要になれば「バリアングルで良かった!!」となるのは必定です。純粋に好みの問題でしょう。
ってなわけで「公園デビュー(?)」を果たした私が撮ってきた写真を貼っておきます。使用レンズは「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II」。白筒ぶん回してドヤってきました(笑)
「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II」の撮影サンプル(新宿中央公園)





花なんて撮ったことありませんから構図の起点が解りません。なので超テキトーな構図ばかりで恐縮ですが… 良いボケっぷりの写真が撮れた気がします。暗部のニュアンスも残っていて、カラーの階調も自然です。
そして「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II」のワーキングディスタンスがこれまた良い!! いやむしろ「オレを使って花を撮れ!!」みたいなレンズだと思いました。開放F4も丁度良い感じです。晴天だったのでシャッタースピード優先を使って開放状態を維持しました。お花楽しい!! 早く春にならないかなぁ~(花の名前も覚えなければ)
200mmの望遠能力を見るために東京都庁第一本庁舎の上の方を撮影しました。35mm換算だと1.5倍の「300mm相当」になります。

良い感じに撮れてるじゃないですか!! 手持ちでこれなら十分に望遠レンズとして使えそう。暗部のニュアンスもたっぷり残っています。「テレ端のF4」ってめっちゃ贅沢かもしれない (*´∀`*)
次はカメラにとって「意地悪なモチーフ」を探して撮ってみました。



10本20本と腕時計コレクションが充実してくると「自分のコレクションを写真として残したい!!」と考えるのは自然のことかもしれません。そこで人生初めての「マクロレンズ」を手にされる方も多いでしょう。
ただ、単焦点のマクロレンズだけでは使える場所が著しく限定されるため、レンズの本数で弱点をカバーするハメになってしまいます(OMのときの私がまさにそうでした)
カメラもレンズも「まともなものを」と考えると、その出費は馬鹿になりません。可能な限り一本で多用途をこなすレンズが欲しい、でも時計に寄れないレンズは困る… そんな開発者泣かせのアンビバレンツを感じておいででしたら、この「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II」が数少ない救いになるかもしれません。「腕時計に寄った写真と風景の切り取りをリッチなボケで楽しめるズームレンズ」なんて、然う見付かるものではありませんし (*´∀`*)
カメラ「2割」レンズ「3割」、腕「5割」
短い期間に「OM」「Nikon」「SONY」とカメラシステムを乗り換えるという馬鹿をやったから解りますが、カメラの高性能の多くは「使い勝手の向上」を目指したものです。例えば同じモチーフを異なるメーカーのカメラで撮ってその写真をランダムに並べたとします。
「これはNikon」「これはCanon」と正確に指させる人が、果たして何人いるでしょうか??
「目の前のものを『人の目に映ったまま』極力正確に再現する」が全てのカメラの大命題として存在する限り、各メーカーは「同じ目標」を見据えて開発していることになります。ですからそもそも「大きな差」が生じてはいけないのです。赤いものが青く撮れてはいけないし、丸いものが四角く撮れてもマズい。それを個性とは言いませんからね。
となると、ライバルメーカーに差を付けるのは「レンズ」と言うことになりますが、スペックを見せられたところで素人の私にはチンプンカンプン。
ところが、撮影した画像を拡大して見たりすると、レンズの性能による差は残酷なほど表面に現れます。OMで使っていたレンズはどれも似たり寄ったりの価格帯でしたが、それでも高価なレンズほど抜けの良い写真が撮れました。
そんな経験もあって「レンズの価格はそのまま画質に反映される」と思っています。でなければ、写真撮影なんてスマホで良いじゃないですか?? レンズ分のアドバンテージがあるからこそ、専用カメラの方がスマホと比較して「味わい深い写真」が撮れるのです。
ただ、どれだけ高い機材を使おうと、結局は「撮影者のセンス」があってこそです。解っています!! みなまで言いなさんな!! 自分自身、カメラやレンズを使いこなせているとは思っていません。職業柄、それなりの構図感覚はあると思っていますが、致命的に写真撮影のノウハウが不足しています。やりたいこと、撮りたい画があっても、それを実現するテクニックが欠けているのです (;´Д`)
そんなわけで私は写真の善し悪しを決定付ける要素の割合を、カメラ「2割」レンズ「3割」、腕「5割」だと考えています。ヘタクソな写真しか撮れなかったとしても、それは全て私の力不足です。
初めてのAPS-C機『α6700』が教えてくれた「適度な万能感」
最後に、正直なところを吐露させて下さい。ヨドバシカメラさんで「α6700」を購入して帰宅後に開封。その瞬間、ほんの僅かに感じた「形容しがたい淋しさ」がありました。

ダイヤルやレリーズが並ぶ「軍艦部」こそがカメラの格好良さを決める… と、私は勝手に考えているわけですが、「α6700」の軍艦部は「フラット」なので取り付く島もありません。SONYのロゴも相まって「これって最初期のウォークマンみたいやなぁ」とため息をついては「X-T5(Fujifilm)を選んでおけばもっと気分が上がったんだろうなぁ」なんて、しょーもない考えも浮かんでくる始末。
もちろん、徹底的に調べ上げての「SONY」ですから、現時点で「最良の選択をした自信」は揺らぎませんでしたが、カメラとしてイケてるかとなると… この「α6700」はカメラマニアを満足させる「カメラとしての魅力」には欠けているかもしれません。カメラという枠を超えて「目の前の光景を記録するデバイス」としてであれば、これほど理にかなったデザインもないでしょう。
人によって「カメラが欲しい」の真意は様々です。例えば新しく購入するカメラに「カメラらしい趣き」を求めるのであれば、SONYのカメラはどれも「ちょっと違う」かもしれません。

その辺りに拘りがない人、或いは欲しい機能のために「理想の見た目」を諦められる人にとっては、「α6700」が頼れる相棒になるかもしれません。基本的な部分で出来ないことはありませんし、フルサイズ用を含めた素晴らしいレンズ群を楽しむこともできる。大判にプリントしたり、極端に拡大したりしない限り、画質の物足りなさを感じることもないでしょう。仕事で商品を物撮りする人も過不足なく使えるはずです (*´∀`*)
今回、外出して花や街を撮ってみたことで、死角の少ないカメラであることを再認識できました。腕時計のように繊細なモチーフを丁度良い塩梅の解像感で撮ることができますし、フルサイズ並にニュアンスが残る暗部を見れば、ポストプロダクションにも気合いが入ろうってものです。
小型軽量にシステムを組める「α6700」であれば持ち運びに苦労しませんし、それでいて結果に妥協する必要もありません。小さいながらも底知れぬ「万能感」を感じさせる「α6700」。
2023年7月に発売されたモデルですし、あと数年でモデルチェンジが行われる可能性もあります。とは言え、出たら出たで買い換えれば良いだけの話。そもそも「後継機が必ずしも前作を上回るとは限らない」のは腕時計と同じ。買い換えを促すほどの強烈なアップデートがあれば買い換えると思います。
そんなわけで「今この瞬間にミラーレスカメラが必要」という方であれば、検討していただいて損はない「α6700」ではないかと思います。何だか皆さまにカメラ購入を促しているかのような記事になってしまいましたが、腕時計喫茶に集う皆さんを「カメラ沼」に引きずり込んで、あわよくば「一緒に散在」しようなんて、そんな不埒な話ではありませんのでご安心下さい。イカした腕時計写真を撮ってもらって、それをウチで展覧会形式で纏めたいなぁ~なんて考えていませんから… 考えていませんからね!! (;´∀`)
とほほな後日談(レンズ増えちゃった)
まずいなぁ~と思いました。テーブルフォトで腕時計だけ狙っているうちは、レンズの本数なんて2本もあれば十分です。ところが外に出て自然や建築物を相手にし始めると様子が変わります。
例えば、お花撮影で感じたのは「標準系ズームもいるよなぁ」でした。ここが問題で「欲しい」ではなく「必要」となった時点で、ほぼほぼ購入は決まってしまうのです。オタクってそういうものじゃないですか??

はい、そんなこんなで買ってしまったのが、タムロンの「28-75mm F/2.8 Di III VXD G2」です。これで28ミリから200ミリまでズーム2本でカバーできるようになりました。いらんな!! もうレンズはいらん!! (;´Д`)
※部屋で撮った腕時計と、またしても新宿中央公園まで行って撮ってきた「カメラに意地悪な写真」を貼っておきます。
新宿中央公園界隈で撮影





天候状態の違いもありますが「デジタルのキレイな画」が撮れるソニーの「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II」に対して、タムロン「28-75mm F/2.8 Di III VXD G2」はちょっと懐かしい「いかにも写真な画」が撮れる感じです。カラーなのに、まるでモノクロのようなしぶ~い味わい。FE 70-200mmnの半額以下のタムロンがここまでやれるとは思いませんでした(笑)
ちなみにフォーカススピードも純正と遜色ありません。やるやん!! タムタム!!
タムロン「28-75mm F/2.8 Di III VXD G2」で撮った腕時計たち(追記)
野外でちょっと広めの画角で撮りたい目的で購入した「28-75mm F/2.8 Di III VXD G2」でしたが、時計の全体像を収めるのにコレほど向いたレンズもありません。図ったように「腕時計写真向きの画角」で撮れる撮れる。う~ん、これはめっけもんかもしれない!!




絞りは11くらいまで絞らないと、ダイヤル全域にピントを合わせることは難しそうです。それでも「全域開放2.8」は強力な武器。暗くて狭い室内の撮影に役立つレンズだと思いました。
近接能力で言えば、ハーフマクロにも及ばない性能ですが、時計全体の雰囲気を「自然に切り取る」のであれば、十分過ぎる寄り性能です。質感表現も中々巧み。ライトルームでゴニョゴニョするだけで、APS-Cとは思えない画作りも可能です。野外はもちろん、テーブルフォト目的でも抜群に使いやすいレンズですよ。
何やかんやで今のところ、レンズ購入では外してないなぁ (*´∀`*)
最後に… 「撮りたいものが明確」であれば『α6700』が全ての要求を最速でかなえる
タムロンの「28-75mm F/2.8 Di III VXD G2」は、新宿東口の「北村写真機店」さんで購入しました。玄人っぽさとカジュアルさのバランスが気持ち良い店内。どのスタッフさんを捕まえてもこちらの質問に即答してもらえましたし、めちゃめちゃ楽しくて頼れるお店でした。
ずばり「腕時計が撮りたいです!!」と目的を説明して試写させていただいたお陰で、イメージ通りのレンズと出会うことができました。ありがとう北村!! 買って良かった北村で!!
さて、言うまでもなく私は「カメラの素人」です。高校時代に写真部で多少は鍛えてもらったとは言え、ずっとカメラ趣味を貫いてきたわけではありませんし、知識も大したことはありません。
ただ、今の私の場合、撮りたいモチーフが非常に限定的な「腕時計」であるため、考えるべきことはそれほど多くありません。実際、カメラを再開してから数年ですが、それにしてはマシな写真が撮れつつあります。それもこれも、自分の写真に「多くを望んでいない」からだと思います。アレもコレもマスターしようとは思っていないのです。
「テーブルフォト主体」の使い方をされる方のほとんどは、今の私と似た部分で拘り、その他は「まあ、そこそこで」みたいなカメラ・レンズ選びをされていると思います。そういった「カメラは素人でもプロ級の写真を必要としている仕事」に従事している方にしてみれば、悠長に「練習してから上達」では遅すぎます。例えド素人でも「明日から商品写真担当ね!!」と言われたら、撮らなければいけないのがプロの世界だからです。
「α6700」というカメラは、やろうと思えば何でもできる「オールラウンダー」です。ところが、使い方を限定して撮影を始めると解りますが、やりたいことに最短距離で手が届くカメラでもあるのです。使い方次第で「素人向けの簡単なカメラ」にも「プロツール」にも変幻自在なAPS-Cミラーレスデジタル一眼カメラ「α6700」。
今更カメラの勉強なんてしたくないけれど、仕事でそれなりの写真を撮る必要がある… そういった事情に翻弄されている方であれば、フルサイズよりも導入が容易で、操作系もこなれた「α6700」が強い味方になるでしょう。実際に「α6700」を使用して仕事でテーブルフォトを撮り始めたら気付くはずです。APS-Cフォーマットの「トータルバランスの良さ」と「α6700 の解りやすさ」が、素人にとって如何にストレスフリーであるか…
それは即ち、導入から成果までが「早い」という意味でもあります。因みにワタクシ、このカメラに関しては「マニュアルを読んでいません」。考えるまでもなく、触っていたらいつの間にか使えるようになっていました。使い込んで慣れる必要すらないカメラなのです。貴方の要求にも最速で応えてくれると思いますよ (*´ω`*)



ご意見・ご感想
コメント一覧 (4件)
Nikonの24-120F4を試してからでも良かった気がします
いい時計を買ったらいい写真が
撮りたくなる。
そうすれば必然的にカメラ、レンズが欲しくなる!
この結論には、腕時計好きな人はだいたいたどり着きそうですね。笑
スナフキンさんの発信は多くの人の目に留まり、反応がありますから、
撮影機材に関しては投資だと思えばいい買い物!のはずです!笑