国内にベッタリの私なんかにしてみれば、欧州支局での勤務なんて夢のようです。良いよなぁ~ ヨーロッパ。しかも「霧の都・ロンドン」だもんなぁ… (*´ω`*)
弊ブログを継続してお読みの方なら、この前振りだけで今回が「続編」であると気付いていただけたかと思います。「ナニソレ??」みたいな方は、どうぞ以下のリンクからお入りになって「本編(?)」をお読み下さいませ。我ながら、面白く書けた回だと自負しておりますので (*´∀`*)
ぶっちゃけ、そこまでの労力をかけたくない方もおられるでしょう。ってなわけで、今回の話の前提となるあらすじを、サクッと書かせていただきますね。
まもなく10月… Kさんはセイコー クオーツ クロノグラフ「SBTR021」を伴い欧州へ
え~っと、話はこんな感じでした。ウチの会社にプロレス好きの「Kさん」というアンカー役の方がいらっしゃいます。私も連載企画や何やで度々お世話になった重鎮さん。豊富な海外赴任歴をベースにしたグローバルな目線と着想。言ってみれば、国内引きこもりの私とは「真逆の才能」で、会社に貢献されてきた方なのです。
その「Kさん」が10月異動(当初予定は9月)でロンドン支局へ旅立つことになり… 共通の趣味「プロレス」を語れる数少ない相手を失うことになった私 (;´Д`)
すると、ひょんなことから「Kさん」が「赴任先で使う腕時計を探している」との情報をキャッチ!! 止せばいいのに、お節介にも「お薦めの腕時計」を探したわけです。で、買わせた(?)のがセイコーのクオーツ クロノグラフ「SBTR021」だった… そんなストーリーでございました。
そしてまもなく、別れの10月がやって参ります。あと一回くらいは「Kさん」に会えるでしょうか?? このまま会えないと、プロレスリング「フリーダムズ」のデスマッチネタで盛り上がったのが、渡英前の最後の会話になってしまうわけです。「佐々木貴選手、懐かしいですね!!」が最後って… 何だかなぁ~ (;´Д`)
共通の「趣味」で仲良くなる
この歳になって思います。趣味の力は誠に偉大であると。同じ会社に勤め、同じ「報道」を生業にしているとは言え、実に短い時間で「Kさん」と仲良くなれたのは、ひとえに共通の趣味「プロレス」があったればこそでした。
普通なら、話なんて合うわけがないのです。あちらは秀才、こちらは凡才。あちらは博識、こちらはアホアホ… 実際、同じ企画のチームでご一緒させていただく中、秀才たちの白熱した議論に私の頭は全くついて行けませんでした。今だってそうです。一人だけ会議にアホが混じってる… それが私なんです (;´∀`)
東京に異動以降に携わった「2つ目の大型企画」のメンバーとして、ようやくのフィナーレを迎えた昨年末。東京は大手町の居酒屋で開かれた「労いの宴」に招かれた私の目の前に「Kさん」は座っていました。この時点では、ほとんど個人的に会話したことのない相手です。お疲れさまの乾杯の後、私は考えました。「そうだ!! この機会に聞いてしまおう!!」と。
何を聞くのか… それはKさんが同業他社に属しておられた頃に上梓された、とある「本」についてでした。
本を出すことで言えば、一人名義ではありませんが私にも執筆の経験があります。しかし、Kさんの出した本は報道畑ともリンクしない、とても異質なジャンルの本に思えたのです。それが「全日本プロレス黄金期の某スター選手」の半生を取り上げた、所謂「プロレス図書」でした。
「報道にもスポーツがあるのだから不思議ではない」そう思われますか?? 確かに「東京スポーツ」ならそうかもしれませんが、一般の報道機関で「プロレス」を扱うことは稀です。相当な覚悟で記者個人が押しまくらない限り「プロレス記事」が新聞やテレビのニュースとして扱われることなんて、滅多にないのです。
後にKさんがこんなことを仰っていました。「プロレスラーが一般メディアに取り上げられるのは、病気になったときか、亡くなったときだけ… 」淋しい話ですが、確かにそうなんです。
さて、アチコチから下ネタが聞こえ始め、無礼講の雰囲気が出来上がってきた頃、私はありったけの勇気を出して切り出してみました。「えっと… 私もプロレスの大ファンでして… 」
ここまでビビりながら言葉を絞り出した理由は明確でした。要するに「Kさん」に対して私は「プロレス好きとして完全に負けている」と平伏してしまっていたのです。真剣に好きであればあるほど、自分より遥かに「好きを体現した人」を目の前にしたときに感じる「畏怖」はどうしようもありません。趣味とはそう言うものです。「腕時計趣味」においてもそういう「凄いコレクター」に出くわすことがありますが、やはり、この身に感じる畏怖は隠しようもありません。
一通り、プロレスファンであることを伝えた私の言葉を聞いたときの「Kさん」の表情… 忘れられません。ぶっちゃけ「Kさん」が「ガチのプロレスファン」であることは、社内の多くの人に周知されていると思います。それは大阪時代の私の耳にも入ってきたくらいですし、何なら業界全体に広く知られているかもしれません。
そんな「Kさん」ですが、その居酒屋の席で見せてくれた笑顔は、権威のかけらも感じさせない屈託のないものでした。只々、眼前の私の「告白」に喜んでくれたのです。そこからは他のメンツに構わずひたすらに「プロレス談義」。周囲が騒がしくなってくると「おい!!今『国際プロレス』の話してるんや!!」ってなもんです。
これは「腕時計」でも同じですが、数ある趣味の中でも「プロレス」は周囲の理解を得られない類の「特殊な趣味」だと思います。そんな自覚もあってか、いつしか「同好の士」を求めることもなくなり、自らのインナースペースのみで楽しむ「孤独な愉悦」だと割り切って生きている方も大勢いらっしゃるでしょう。
「Kさん」にしたところで、それは同じだったのかもしれません。互いの人生で掘り起こしてきた鉱脈から繰り出す「プロレス ネタ」の応酬… 孤独な旅の果に見付けた同士として、喜んでくれているのが解りました。
私は運が良い男だと思います。プロレスにしても腕時計にしても、ここ東京の地で、互いを理解できる人物と知り合うことができたのですから。確かに、仕事では辛いことの方が多い東京ですが、こと「出会い」に関して言えば、貴重な機会を与えてくれた会社に、感謝しかありません (*´∀`*)
「プロレス好き」と「腕時計好き」には共通項が多い
さて「Kさん」とは「プロレス」でお近づきになって以降、仕事と趣味を含めた多くの絡みがあって「腕時計」の絡みに発展したわけですが、欧州行きという「お別れ」が近付く中、私の心中に一つの後悔の念が芽吹いて参りました。
「本当にクオーツのクロノグラフで良かったのだろうか??」
何を今更… そう思われても仕方がありません。今から慌てて別の腕時計を探しても意味がないのです。しかし、そんな風に自らの判断と結果に迷いを生じさせる「きっかけ」ってやつがありまして。
実は今、Kさんの著書を読み直しているところなんです。う~ん… 熱い!! やはり「最強の日本人レスラー」は凄いのだ!! … というわけで、今回は表紙だけ「チラッ」とお見せしちゃいましょう!! ちなみにサイン本です(笑)
そうこうして読み進めるうちに、私はあることに気付いてしまったんです。当たり前っちゃ~当たり前のことですが、この様な「王道プロレス」の本を書いた人… 即ち「Kさん」の心には、いつだって「王者の魂(ジャイアント馬場さんのテーマ曲)」や「J(ジャンボ鶴田さんのテーマ曲)」が鳴り響いていることでしょう。つまりそれは、「王道プロレスの真髄」とともに歩んで来られた… ということです。
「王道とは何か??」… 「Kさん」の御本を読みながら、私は考え込んでしまいました。「新日本プロレスの猪木イズム『ストロングスタイル』」と比較して云々… 違うと思います。そんな簡単に定義できる話ではないのです。
王道… つまり「王道プロレス」とは何かと聞かれたとき、私自身は返答に苦慮する場合があります。「明るく楽しく激しいプロレス」というキャッチフレーズは御大「ジャイアント馬場」さんが提唱したものですし、それを以て「王道」と言い切る場面もあちこちで散見されます。ただ、「明るく楽しい」でお茶の間の娯楽に絶対的な橋頭堡を築いた反面、激闘の末の「両者リングアウト」すらも良しとしなかった「激しいプロレス」の在り方。私はその「激しさ」こそが「王道である」と解釈しています。格闘の本質に迫る絶対的な「強さ」を体現することに重きを置いたからこそ、今に語られる「四天王プロレス」が輝きを放ったのです。
お茶の間を笑顔にさせる「明るさ」「楽しさ」と同時に、プロレス通を唸らせるクライマックスを見せてくれた「王道プロレス」。ダメージの蓄積で相手を動けないようにする… そんな「足し算」のような戦いがあるかと思えば、たった一発のキック、たった一発のニーパッド、たった一発のラリアート(クローズライン)… それらが100の乗数となって相手に叩き込まれ、今のプロレスの常識では考えられないくらい地味な技で決まる試合が多かった。ドラマもヘッタクレもない「眼の前のインパクト」… これこそが「王道プロレス」の「醍醐味」であり「本質」だったと思います。
「本質」を見失わず磨き上げた先にある「価値」。それを腕時計に置き換えれば、前時代的な技術を現代の感覚でアップグレードし続けてきた「機械式」こそが「本質」ではないでしょうか??
「Kさん」の御本は、そんな私の中にある「王道プロレス」と「腕時計」の「原点」を思い出させてくれました。細かいことは解らんが「凄いことは解る!!」と言い切れるあの感覚。理解しようとする努力が対象に伝わり、そのお返しとして対象が教えてくれる「秘めた凄み」。
何てこったい!! これってまんま「機械式腕時計」のことじゃないですか!? 理解を深めようと文献を漁り、愛好家同士の情報交換に勤しめば勤しむほど、機械式腕時計はその「凄み」を露わにしてくる。完全に一致ですよ!!
「腕時計趣味」と「プロレス趣味」の精神的類似性については、弊ブログで何度も書かせていただいたと思います。しかし、機械式に限定した話なら、その類似は… いや、酷似は「全日本プロレスの全盛期」にあるかもしれません。「噛めば噛むほど味が出る『王道』と『機械式腕時計』」… そのことに気付いてしまった私の額には、ジワジワと脂汗が浮かんできました。
「やばい!! Kさんに薦めるべきは『機械式』だったかもしれない」
正しく「後の祭り」です。何故あの時この類似性に気付けなかったのか。何故あの時「王道プロレスとくれば、機械式でしょう!!」と言えなかったのか。プロレス好きとしても、腕時計好きとしても「中途半端な存在」… それが私という人間なのだと思い知らされました。
もちろん「安くて格好良いクロノグラフ」を探していたKさんに、私が提案した「SBTR021」自体は間違っていなかったと思いますし、あれはあれで「完璧に近かった」と自負しています。しかし、王道プロレスの何たるかを知るKさんならば、私以上の「機械式腕時計愛好家」になれたかもしれない。その可能性に気付けなかった自分に今、失望しているところです (;´Д`)
弛まぬ理解を要求する「プロレス」と「腕時計」
そう言えば以前、Kさんとこんな話で意気投合したことがあります。「プロレスって、思慮深くないと楽しめないですよね!!」。
ミスター高橋さんの「暴露本」が話題になった当時、私のような「プロレス好き」の肩身は、自らの首にめり込むくらい狭くなっていました。ただ、私自身に関して言えば、その本で書かれていたようなことは、遠の昔に消化済みの話。その上で全てに納得して、さらに輪をかけて「プロレスを信じる」ことにしたのです。
恐らく、年配のプロレスマニアの方はほとんどが同じ苦汁をなめたはずです。「あんなインチキのどこが面白いの??」と馬鹿にされたこともあるかもしれません。そういった苦悩を乗り越え「それでもプロレスを愛する!!」と固く誓ったからこそ、離れることなく、現在もプロレスの動向を追い続けているのです。
プロレスは観戦する側に「弛まぬ理解」を要求してきます。刻々と変化する戦況を分析することはもちろん、目前で起こっている事象以外のことに思いを巡らせることも大切です。そしてそれこそが、腕時計と良好な関係で付き合い続けるために必要なものと、全く同じなのです。
プロレスも機械式腕時計も、ある意味で「予定調和の産物」です。元のクラシカルな機構に幾ら現代的なオプションを組み込んだところで、劇的に性能が向上するわけではありませんし、「パワーリザーブの延長」を誇らしげにアピールしたところで、そもそも「ゼンマイ駆動なんか止めたらええやん??」と言われかねない。腕時計に興味のない方ほど、そんな風に思うはずです。
「そこは拘るべきところなの??」みたいなところに「拘る」のが「プロレス」であり「機械式腕時計」。どこぞの誰ぞに「あんなゼンマイの玩具のどこが良いの??」と言われたって、「それを自分に問い続けるのが楽しいんだよ!!」と答えて涼しい顔を返す… その心意気は暴露本以降の「暗黒」を乗り越えてきた、心あるプロレスファンの在り方に重なるのです ( ー`дー´)
欧州で使い倒せる「機械式腕時計」を探せ!!
米国に拠点を移した英国人は総じて、自分がエイリアンであると自覚するそうですが、英国を拠点にする日本人の場合はその何倍もの違和感に晒されるでしょう。そもそも外見が大きく異なりますし、考え方もまるで違います。気苦労の程は筆舌に尽くしがたいものがあるでしょう。
だからこそ私は思います。絶対的な「個人力」が必要であると。特に欧州には日本のような「全体主義」とは異なる「個人尊重」の文化が根付いています。ならばそこで生きる日本人もまずは「個人」としての立場を明確にする必要があるでしょう。そして次に重要なのが「日本人」であることです。
小学生の頃、実弟と一緒に通っていた英会話教室でカナダ人の先生から言われたことがあります。「日本人なら『礼』を忘れないように!!」。
固着した「良いイメージ」を持つ国は多くありません。特に日本人の「礼儀」と「親切」のイメージは欧州で未だ根強いようですし、海外に移籍して活躍する日本人スポーツ選手の言動を見ていると、その辺りをかなり意識したものになっているような気もします。折角の「良好な日本のイメージ」ですからね。できれば守って欲しいものです (*´∀`*)
この話をちょっと強引に「腕時計」と絡めるなら、やはり日本のブランドが作る時計の多くは、海外、特に欧州から見たときの「良好な日本のイメージ」を壊さないように作られた物が多いような気がします。オープン間もない銀座の「グランドセイコー」さんに伺った際に感じましたが、グランドセイコーのコレクションって、どこか西洋目線の「東洋の神秘」に見えたんです。「ザ・グレート・カブキ」かって話ですが… (笑) 日本人の私がそう感じるくらいですから、欧州の方の目にはそれはそれはオリエンタルでミステリアスに見えるはずです。
海外に行く日本人に「須くグランドセイコーを着用せよ!!」 みたいな話ではありません。しかし、欧州で暮らす「エイリアン」の日本人が身に着ける日本の時計には、国内で暮らす日本人が身に着けるのとは本質的に異なる意味合いがあるように思うのです。
海外、特に欧州に行く日本人が「日本製の時計」を身に着ける意味は途轍もなく深い。以前、SNSで知り合った欧州の人に「日本人のくせにスイス製の時計自慢してるって意味が分からん!!」と言われたことがありますが、母国のアイデンティティーを体現する「何か」を身に着けて「常に母国と共にある」ことは、地続きで隣国と接する母国を持つ彼らにとっては「当たり前」で、殊の外「重要」なことなのかもしれません。
ってなわけで、海外で頑張る日本人が現地においても「毅然とした日本人でいられる」… そんな「格好良い日本の機械式腕時計」を探してみました。あくまでイメージに過ぎませんが、欧州の人が見て「ニポンジン チョー クール!!」みたいな時計をチョイス。また盗難などのトラブルがあった場合のことを考えて、ダメージを抑えた「お手頃価格」で選んでみました (*´∀`*)
海外で頑張る日本人に使ってもらいたい「日本の安価な機械式腕時計」
お使いになるご本人が満足できることが一番ですが、同時に海外の方が目にしたときに「グッとくる」時計であることも重要です。そして何より「安いこと」。購入時のハードルも下がりますしね。
そんなわけで、安くても「ニッポンすげぇ~!!」と言われるような時計を「実売価格5万円以下」という厳しい設定で選びました。シンプルな中にも、そこはかとなく味わい深い「機械式5選」。どうぞご覧下さい (*´∀`*)
CITIZEN(シチズン)シチズン コレクション NK0000-95L
「シチズン コレクション」から、めちゃくちゃシンプルで飽きようのない「NK0000-95L」を選びました。この機会に改めて「シチズン コレクション」を俯瞰しましたが… 凄いですね。これって安くて良さげな機械式腕時計の宝庫じゃないですか!? (*´ω`*)
ケース幅が41ミリですので、日本人には少し大きめかもしれませんが、欧州で現地の人が見たときに「ユーのウォッチ、エクセレント!!」なんて言われるのは、むしろこのくらいのサイズ感かもしれないなぁ~と。
コスパの高い「シチズン コレクション」を着けて、ヨーロッパの連中を「ニッポンやっぱり恐ろしい国!!」なんて、びびらせて欲しいですね(笑)
参考価格は4万9500円。Amazon価格は「3万4650円」です。
【NK0000-95L 諸元】ムーブメント Cal.8310 (自動巻き+手巻き) 精度 −20~+40秒/日 持続時間 約60時間(最大巻上時) 重量 145g 厚み 12.6mm ケースサイズ 横 41.0mm ケース素材 ステンレス バンド素材 ステンレス(三ツ折れプッシュタイプ) 風防 ボックス型クリスタルガラス 防水性能 5気圧防水 機能 秒針停止機能 振動数:21600回/時 石数 21石 日付表示 日付早修正機能
[シチズン] 腕時計 シチズン コレクション メカニカルウォッチ クラシカルシリーズ NK0000-95L メンズ シルバー
SEIKO(セイコー)プレザージュ Cocktail Time SARY123
ポジションが上がるにつれて、価格も確実に上昇した「プレザージュ」。それでも未だに「お洒落で手頃な機械式」というイメージは健在です。
どちらかと言うと、ドレス風の柔らかいデザインが中心でしょうか。仕事のみならず、プライベートでも違和感なく活躍する時計の宝庫かもしれません。パーティー文化のある国でも、上品な「プレザージュ」なら過不足なく役割を果たしてくれるでしょう。
ここでは「カクテル タイム」からオーソドックスな「SARY123」を選んでみました。カクテルグラスのステムを模したスマートなインデックス、美しい放射を見せるダイヤルの深いニュアンス…
ビジネスにほんの僅かな「遊び心」と「色気」を、嫌味なく加えることのできるニクいモデルです。こう言うお洒落な時計を身に着けると、シャツにはカフスを付けたくなるかも!? (*´∀`*)
定価は5万1700 円(税込)。Amazon価格で「4万1300円」でした。このハイセンスがですからねぇ~ ぶっちゃけ安い!!
【SARY123 諸元】ムーブメント Cal.4R35 自動巻(手巻つき) 精度 日差+45秒~-35秒 駆動期間 最大巻上時約41時間持続 石数 23石 機能 秒針停止機能 カレンダー(日付)機能つき ケース材質 ステンレス ケースサイズ 厚さ:11.8mm 横:40.5mm 縦:47.5mm ガラス材質 ボックス型ハードレックス バックル ワンプッシュ両開き方式 腕周り長さ(最長) 210.0mm 防水 日常生活用強化防水(5気圧) 耐磁 あり 重さ 135.0g
[セイコーウォッチ] 腕時計 プレザージュ ブルーグラデーション文字盤 ボックス型ハードレックス シースルーバック SARY123 メンズ シルバー
SEIKO(セイコー)SZSB014(セイコーショップ限定モデル)
世界に冠たる「セイコー」の「機械式」でありながら、「実売価格 約3万円」の安さ… 写真を見てもらえればお分かりのように、セイコーを体現したデザインも最高です。美しい… (*´ω`*)
ムーブメントは「Cal.4R35」。ぶっちゃけ、そこそこの心臓部ですが、まぁ普通に使っていて不満が出るシーンなんて考えられません。「3万円」ですからね。常識的に考えて十分… いや、十分すぎる性能があると思いますよ。
スマートなビジネスウォッチをお探しの方なら、第一候補にできる時計です。機械式の入門用にもってこいかも!?
参考価格は5万2800円。Amazon価格は「3万1680円」です。
【SZSB014 諸元】風防素材 ミネラルガラス バックル ワンプッシュ三つ折れ方式 ケース素材 ステンレス鋼 ケース直径 幅39.9mm ケース厚 12.7mm バンド素材 ステンレス鋼 バンド幅 20mm 文字盤カラー ブラック カレンダー機能 あり 本体重量 131g ムーブメント Cal.4R35
[セイコーウォッチ] 自動巻き腕時計 セイコーショップ限定モデル ドレスライン SZSB014 メンズ シルバー
SEIKO(セイコー)5 スポーツ SKX Sports Style SBSA043
近年人気の「5 スポーツ」から「SBSA043」を選びました。「旧セイコー5」のイメージが強い私にしてみれば、現行の「5 スポーツ」の展開は些か単調に見えます。とは言え、表面的な部分でのバリエーションは実に豊富。実際に選ぶ気持ちで見るとこれがアナタ、迷う迷う (;´∀`)
今回はビジネスでの使用も念頭に入れる必要があるので、フラットベゼルでシンプルなデザインの「SBSA043」に白羽の矢を立てたわけですが、実際、これで十分だと思います。ダイヤルの視認性は抜群ですし、40ミリ丁度に収まったケース幅はプライベートで利用する場合も考えると、小さ過ぎず使いやすいと思います。実物を試着したことがありますが、写真より遙かに美しい時計でした。ムーブメントは「Cal.4R36」。
参考価格は3万800 円(税込)。並行品で良ければAmazon価格は「2万4500円」です。安っ!! こんなにちゃんとした時計が… 良いのかな??(笑)
[セイコー] SEIKO 5 SPORTS 自動巻き メカニカル 流通限定モデル 腕時計 メンズ セイコーファイブ スポーツ SRPE53K1 ネイビー [並行輸入品]
ORIENT(オリエント) バンビーノ RN-AP0003S
個人的に「これは外せん!!」と思いました。素敵なんだもん。可愛いんだもん。この味は万国共通で通じるのではないでしょうか??
所謂ビジネスウォッチのデザインに拘らないのであれば、クラシックな美しさと歴史に裏打ちされた完成度を誇る「バンビーノ」は最もお薦めできる時計かもしれません。
ここではスモールセコンド仕様の「RN-AP0003S」を選びました。淡いシャンパンカラーのダイヤル、すっきりと時刻を示すドーフィン針…
センターセコンドにはない、ゆったりと時間を刻む様子が大人っぽくお洒落な一本ですが、強いて苦言を述べるなら「40.5ミリ」のケース幅でしょうか。このデザインのままで38ミリ辺りだったら… 神でした (;´∀`)
参考価格は3万5200円。Amazon価格は「2万4640円」です。安いっ!!
【RN-AP0003S 諸元】駆動方式 機械式 キャリバー F6222 精度 日差+25秒〜-15秒 駆動時間 40時間以上 ケース材質 ステンレススチール ガラス材質 ボックス無機ガラス バンド材質 皮革 重さ 58グラム 縦径 45.5ミリ 横径 40.5ミリ 厚み 12.0ミリ 防水 日常生活用防水(3気圧) 耐磁 1種 その他機能 秒針停止装置・シースルーバック・24石
ちなみに、大きさで躊躇する貴方には、センターセコンドの「RN-AC0M04Y(ストア限定モデル)」もございます。こちらは横幅38.4ミリです。定価は3万1900円(税込)。Amazonの扱いは… 無いかぁ~(汗) それでも安いですけどねぇ。
[オリエント]ORIENT Bambino バンビーノ 自動巻き腕時計 機械式 日本製 オートマティック 国内メーカー保証付 RN-AP0003S メンズ アイボリー
最後に… 「安くて」「凄くて」「カッコいい」日本の腕時計
如何でしたでしょうか?? 今回は7割がプロレスのネタ… 腕時計もプロレスも、等しく私という人間を構成する最重要成分ですので、お許し下さい(汗)
さて、限られた条件で「良いもの」を探し出す楽しさってヤツがあると思います。今回、海外で奮闘する日本の方への提案として「実売で5万円を超えないこと」を条件に機械式を探す中で、高価な時計に奔走する気持ちとは真逆の「清々しいまでの達成感」がありました。5万円までの制限でも、何ら諦める必要のない時計を見付けることができたからです。
日本人の飽くなき探求心の一端が限界のコスト領域で発揮されたそれら「安い時計」には、無駄を削ぎ落とし「質素なものにこそ深い趣がある」とする「侘び寂びの精神性」にも重なる何かがありました。日本文化に興味のある欧州の人が相手なら、茶の湯の世界と合わせて語るのも一興かもしれません。間違った日本観が広がりますけどね(笑)
海外駐在も長くなると、母国日本が恋しくなることもあるかもしれませんよね?? そんなときは、手首に巻いた時計にそっと視線を落としてみて下さい。そこに「セイコー」「シチズン」「オリエント」のロゴを見たならば、懐かしさと共に何となく母国との繋がりを感じるのではないでしょうか。
そして「こんなに格好良い機械式時計が『300ポンド』もしないんだぜ!!」みたいな感じで、思いっきり「日本自慢」をして欲しいと思います。あらゆる分野で中国製に蹂躙されたとは言え、「安いのに凄い」はかつての日本の十八番なのですから (*´∀`*)
※追記です:
いよいよお別れの出社最終日に、Kさんを捕まえて挨拶することができました。仕事の話はほどほどに、いつのまにやら「プロレストーク」(笑)
「中嶋勝彦選手、NOAHから卒業しちゃうんですねぇ」「やっぱり新日!?… どうなんでしょ」「フリーで動いても面白いかも??」… 最後の会話がコレってなぁ(笑)
取り敢えず、世界中どこにいてもプロレスチャットを送り合う約束を交して笑顔の別れ。手際よくデスクを片付けるKさんの左腕には私が薦めた「SBTR021」がキラキラと光っていました。今度は「SBTR021」が小傷だらけになる頃に再会しましょう!! 次は絶対に「機械式」薦めちゃうぞ!! (*´∀`*)
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