近年、流行を超えて「スタンダード」へと変貌を遂げた文化はそれほど多くありません。そもそも「標準」や「当たり前」と言われる存在になるためには強烈に認知度を押し上げるターンが必要で、しかも、それを長く持続させなければならないからです。残念ながらほとんどのカルチャーは中途で絶息し、価値を失います。
さらに言えば、長期の流行の後に来る「人心の離脱」さえも越えなければ、スタンダードへの道は開かれません。そうしてようやく「そこにあって当然」と言われる存在… 時代の変化に小揺るぎもしない「空気」や「水」のような「絶対」になれるのです。
今回、お話させていただくカシオの「F-91W」は腕時計世界で唯一、「スタンダードの域」に到達した時計かもしれません。世界で最も売れた… いや、売れ続けているデジタルウォッチ「F-91W」。今回はそんな「F-91W」の魅力の再確認と、高性能な道具ゆえの「許されざる使われ方」についてお話ししたいと思います。どうか最後までお付き合い下さい (*´∀`*)
あるとき、急に欲しくなった「F-91W」
定かな記憶ではありませんが、少なくともワタクシ、これまでに3本は「F-91W」を購入していると思います。そのうち2本は旅先での購入で、それこそお土産屋さんみたいなところで、地元の名物と一緒に購入しました。
なぜ出先で時計を買いたくなったのかは覚えていません。急に使っていた時計がお釈迦になったとか、そういうわけでもなかったと思います (;´∀`)
実はこの「癖」… 今もあります。旅先で「旅の想い出をまとった日用品」を買いたくなるのです。別に何でも良いのですよ?? 実際、携帯ラジオや傘なんてものも同じ理由で買ったことがあります。どちらもご当地なんて全く関係の無いアイテムでした。
旅を「すこぶる面倒臭い」と考えてしまう私にとって、それでも重い腰を上げた旅は後々まで長く記憶に刻まれる体験です。そんな記憶を振り返る「きっかけ」になるのが、長く手元に置いておけるグッズの数々。さりげなく肌身に着ける腕時計は、その最たるモノです。
で、先日。Amazonで何となく「セイコー5スポーツ(旧)」を漁っていたワタクシでしたが、そのレコメン枠に突如として現れた「F-91W」に目を奪われました。この、今更解釈の必要がない時計に心が動いた理由とは… 一体 ??
持っていないとか… 罪深い!!
それはある種の「強迫観念」だったかもしれません。腕時計喫茶を通じて様々な腕時計にアレヤコレヤと分析を下してきた人間が、世界で一番売れている「F-91W」を持っていない、使っていない事実。それって余りにも罪深いのではないか??
時計というプロダクトの「究極完成形」である「F-91W」を「今という時代」に使わずして、何を基準にして他の時計に意見できるというのか… そんな風にですね、脂汗が出てきたのです。
「一を知らずして十を語るなかれ」… ライターとしての私の大原則に照らせば、「F-91W」を所有せずに他のカシオを語ることは絶対に許されません。そうして忸怩たる想いが急激に膨らむ中、私は早急に手を打つことにしました。Amazonで「F-91Wを2本購入」です (*´ω`*)

これで「オレってとんだペテン師かもしれない」という自責の念も、多少は軽くなるでしょうか??
CASIO(カシオ)「F-91W」とは??

「F-91W」は1989年6月にF-87Wの後継機種として誕生しました。年間で300万台が生産されていたと考えられており、現在、1億2000万台以上が稼働していると目されています。
飽きのこない未来的なスタイル、小型軽量で年齢・性別を選ばない使い勝手の良さ。低価格ながらストップウォッチ、アラーム、日付・曜日表示までもを備えた高性能で知られ、「世界で最も売れている時計」と称されています。本当にどこでも売られていますからね。気が付けば無意識のうちに買っていた… なんてこともあるかもしれません (;´∀`)
「機能との整合性」が達成されたフェイスデザイン

発売当時の「F-91W」は「21世紀」を感じさせる未来派デザインの時計でした。現代の最新デジタルウォッチと比較すると、その機能は余りにもシンプルで、「ローテク」と言われても仕方がないかもしれません。だからこそ、「高機能・多機能に疲れた現代人」の心の隙間にピタリとハマっている側面もあるでしょう。「時計なんてゆるくていいや」と考えたとき、「F-91W」ほど全てを満足させる時計もありません。
多機能過ぎるデジタルウォッチを使っていて、使いたい機能を探すところで苦労した方もいらっしゃるでしょう。「F-91W」ならそんな心配はありません。ダイヤルデザインとしてうまく溶け込んだ機能群の説明が解りやすいため、その部分で迷うことがないのです。
要するにいちいち説明書を取り出して「ストップウォッチのリセットは~」なんて探さずとも、「フェイス」を見れば何となく使えてしまう… 老若男女問わずに支持されるはずですよ。
この「顔と機能の整合性」… 要するに「インフォメーションデザイン」としてのレベルの高さが、「F-91W」を単なる簡素な時計以上の「ピープルズ・ウォッチ」にしたのです。デザインに万国共通の意味を持たせ、誰もが納得する説得力を獲得した「F-91W」。これほどの時計が数千円で購入できるのですから… そりゃあ売れますわ!! (*´∀`*)
凄まじい「電池寿命」

生家の庭を掘り起こしたら20年前に使っていた「F-91W」が出てきて、何とそれが普通に動作していた… 嘘か誠か、そんな話もあるようです (;´∀`)
「F-91W」に搭載されるクォーツムーブメント「モジュール593」は「CR2016」リチウムボタン電池1個で動作し、その定格電池寿命は「7年」とのことですから、仕様の倍以上も生き延びていたことになります。日常生活防水程度の防水性能しかないはずですので、動作していること自体が一種の奇跡かもしれません。
確かに私が購入したチープカシオの皆さんも「いつ電池切れるんだよ??」と逆に訝しんでしまうくらいの電池寿命がありました。
軽さ × 柔らかいベルト × サイズ =「ほぼ皮膚」

う~ん… 久しぶりに着けましたけどねぇ… いや、凄いですね!! こんなに着用ストレスが少ないなんて。
見た目よりは柔らかさのあるベルトですが、質感自体はあまり良くはありません。微細なバリもありますし、引っ掛かりも感じます。それでも使用に不具合が生じないのは、全体が「高さ37.5ミリ、幅34.5ミリ、厚み8.5ミリ」と小さく、そして「21グラム」と軽いからです。
「重さ」と「大きさ」でのストレスが皆無なので、トータルで考えたときの装着性はかなり高くなります。「F-91W」を着けて数時間仕事をしてみると解りますよ。忘れちゃうのです。存在そのものを。

余りに自然なので、使えば使うほど「自分の皮膚」のように思えてくるくらいです。古今東西の高級薄型ドレスウォッチが必死に目指している「着け心地の境地」も、「F-91W」がアッサリと達成していました (;´∀`)
バックライトは「取り敢えず」レベル

これはチープカシオ共通というか何というか(笑)「あるだけ有り難く思え!!」くらいのバックライトです。無いよりはマシですが、無かったら結構難儀しそうな感じもしますので、最低限の機能は果たしていると言えるかもしれません (*´∀`*)
とにかく頑丈な「F-91W」

「使い捨てにできるほど安価だが、ハンマーで叩かない限り止まらない」… そんなファクトすらも存在する「F-91W」です。学生時代、友人宅に転がり込んで遊んでいたとき、外して床に置いていたカシオを踏みつけてしまった… そんなことが何度かありましたが、確かに時計はノーダメージでした。ダメージを受けたのは私の足の裏。
今回購入したばかりの「F-91W」をハンマーでぶっ叩く気はありませんが、何せ「すぐ壊れた」なんて話は一切聞かない「F-91W」ですからね。その堅牢さに疑いはありません。
「F-91W」は『クラシックなデジタルウォッチ』というジャンルを生み出した

世界中のキッズの「ファースト・ウォッチ」として、またはファッションの最先端として愛される「F-91W」。地球規模で売れ続ける「F-91W」は、「クラシックなデジタルウォッチ」という括りで特別視される時計でもあります。
そこには「チープの変質」があるかもしれません。「F-91W」は相変わらずチープなデジタル時計ではありますが、そこに「世界一有名な」という冠が付くことで、ただの安物から「特別な安物へ変貌を遂げた」のです。これには当のカシオさんも驚いているのではないでしょうか。
初めての腕時計として「F-91W」を与えられ、学生時代を過ごし、大人になって一時は離れるも、ふと懐かしくなって量販店で手にする「F-91W」。
発売からほとんど変化せずにそこにあり続ける「F-91W」は、『いつでも帰ってこいよ』と言ってくれる「故郷のような存在」かもしれません。若き日の「ファースト・ウォッチ」としての甘い記憶が消えない限り、「F-91W」は世界中の一人一人にとって「クラシック」であり続けるでしょう (*´∀`*)
Amazonで購入可能な「F-91W」バリエーション
「F-91W」のような安い買い物は未だに「Amazon」が多いワタクシでございます。実際今回の「F-91W 2本」もAmazon買い。結構な種類のバリエーションがあったのでかなり悩みましたが、久しぶりの「F-91W」ということで一本はベースモデル、もう一本はど派手なゴールドケースを選択。愛用しているクレイワックスと一緒に注文しました。
というわけでここでは、購入の際に私が「迷った」バリエーションも含め、幾つかをご紹介したいと思います(ビームスモデルやコラボモデルなど、高価なものは外しました)
F-91W-1JH

Amazonでも圧倒的に売れていました。ベラボーに安かったので私もポチッと。やはり基本形は押えておかないと格好がつきませんからね(笑)
おっとしまった!! 楽天の方が安かった!! (;´∀`)
F-91WG-9
最後まで悩んだ一本。基本モデルのダイヤル色違いってヤツですが、それだけに「F-91W-1JH」か「F-91WG-9」でギリギリ葛藤しました。折角だし、これも3本目として買えば良かったかしら。
F-91WM-2A
ブルーのラメラメケースが「八代亜紀さん」を彷彿とさせる色っぽい一本。あぶったイカと一緒にどうぞ (*´ω`*)
F-91WM-9ACF

今回の「2本目」に選んだモデル。茶系ストライプのNATOを通したら格好良いような気がします。ゴールドのプラケースも想像の10倍は高級感がありました (*´∀`*)
F-91WB-2A1
真っ青もアリだなぁ~と思いましたが、今回の見送りました。毎日がTシャツ生活だったら買ってたかもです (;´∀`)
数千円の「F-91W」にさえ『コピー品』が存在する事実

何なら1000円台からありますからね。そんな「F-91W」に『パチモン』が存在するという事実。利益なんてほとんど出ないような気がしますが、パチモンがワンサカ作られている現実が、皮肉にも「F-91W」の根強い人気を証明しています。
有効な真贋判定(※1)を不断の努力(?)で回避したパチモンも存在するようです。努力の方向性を間違ってるような気もしますが… (;´∀`)
(※1)時刻表示時に右下のボタンを押下すると、「CASIO」と表示される機能。有効な真贋判定手段とされる。
お洒落上級者に愛される「F-91W」

それこそ、小学生から世界屈指のセレブまでを楽しませる「F-91W」。その人気の秘密をひと言で言い現すならば、「巷の流行に迎合しない姿勢が支持を集めている」からではないかと思います。
例えば同じカシオのG-SHOCKは、自己主張の強い「物を言う時計」です。対して「F-91W」などのベーシックモデルたちは、あくまでツールとしての立場を全うしようとしているように見えます。価格なりの質感を隠そうともしていませんし、高級品のフリをすることもありません。
ファッション界隈がベーシックなカシオを「チープカシオ」として持ち上げ始めたときも、「F-91W」たちはそこに迎合しようとはしませんでした。この姿勢が結果として「F-91W」に「孤高の立ち位置」を与えたのです。その「寡黙な格好良さ」に気付いた感度の高いお洒落民が「F-91W」を様々なシーンに取り込んだことで、安いカシオに興味のなかった層にも「F-91Wのクールさ」が伝わるようになったのだと思います。
要するに、「ブレない姿勢が一番格好良く見える」ということなのでしょう。人も時計も (*´ω`*)
テロリストと「F-91W」

安価で正確、世界中どこでも手に入るとくれば、本来の「時計以外の用途」で役立てようと考える輩が出てきても不思議ではありません。今回の執筆のためにwikiを含む複数の海外サイトを読みましたが、それらによると、非常にきな臭い目的においても「世界一売れている腕時計 F-91W」はその名を知られる存在なのだそうです。
カシオ「F-91W」には『テロリストウォッチ』という火薬の匂い漂う通り名があるのです。
もちろん、世界一気軽に買える「F-91W」が腕時計の歴史… いや、人類史に刻んだ功績は不滅です。しかし同時に、国家安全保障の観点で見る「F-91W」には、簡単に軍事転用が可能な「危険なタイマー」としての側面もあったのです。
実際、アルカイダやISISなどの国際武装グループメンバーによる日常的な使用も確認されている「F-91W」。簡単な訓練で誰もが「即席の爆破装置」を作れてしまうようになるため、敵国に潜入しての破壊工作にうってつけだとか。
別段、タイメックスのデジタルウォッチでも同様の装置に転用は可能でしょう。ただ、米欧に敵対し、それらを否定する組織であることを考えれば、米欧製品以外で性能に優れたモノ… それは「日本製」と言うことになってしまうのです。恐らく、ただそれだけのことで、流通量が多く安価な「F-91W」が選ばれたはずです。
トヨタのハイラックスやノキアの105などと同様に、信頼性の高さ故に軍事転用され、本来の用途以外で不名誉な活躍を強いられている「F-91W」。大量に生産され大量に販売されてきた「F-91W」を取り締まることなど、どの国の当局でも現実的ではありません。頭の痛い話ですが、そもそもカシオには何の責任もありません。カシオさんは被害者なのです。
ビンラディンと「F-91W」
イスラム過激派テロ組織アルカイダの司令官だった「ウサマ・ビンラディン」。そんなビンラディンが愛用していた数少ない外国ブランド品の一つが「F-91W」だと言われています。そしてその事実が、これまた危険な愛称を「F-91W」に与えました。
「ビンラディンモデル」…
有名人の使用がそのまま愛称に転じるケースは珍しくありませんが、これはちょっと… って感じです。単純に「F-91W」が好きで着けていただけかもしれませんが、真実を知る由はありません。
ちなみにタイメックスの使用も確認されているとのこと。米欧の音楽や映画、要するに「拝金主義」に対しては不寛容だったビンラディンも、その対極にあるタイメックスのような「大衆向け製品」は認めていたのでしょうか?? 謎です。
「F-91W」と「火」

人類にとって「火」の発見と利用は、進化の転換点とも言えるエポックメイキングな出来事でした。食べ物を「調理」できるようになったり、野生動物から身を守る防衛手段としても「火」は用いられました。
その反面、使い方次第で「火」は様々な脅威を生み出します。「創造と破壊」… 両方の性質を持つという点で、「火」と「F-91W」の在り方は良く似ています。
世界中の人に安価で「正確な時間」を提供し、人類の進歩に少なからず貢献を果たしてきた「F-91W」。それは最早、腕時計という枠組みを超え、文化財としての評価すら与えられる存在です。
ところが同時に、テロリストによって魔改造が施され、暴力によって政治的主義主張を通す装置としての不名誉な「悪名」を持っている…
美味しい料理を作るために欠かせない「火」も、使い方を間違えれば家を焼き、容易に生命を奪うのです。優れた道具ほど悪用される可能性は高まるもの。もちろん「道具」が悪いわけではありません。全てはそれを利用する人間次第なのだということを、ここでハッキリと明記しておきたいと思います。
チープな宝物

子供の感性にはいつの時代も驚かされるものです。無限の発想力と底なしの感受性。子供のおもちゃ箱は大人が見れば理解不能なガラクタで溢れていますが、そこには本人にしか解らない「価値」があって、空き地で拾った変な形の石であっても、それは紛れもない「宝物」なのです。
久しぶりに「F-91W」を購入して解りましたが… これって「童心」に帰れますね。変身アイテムのようにも見えますし、基地や他の隊員と交信する道具にも見える。そこはかとなく「幼い夢」があるんですよ。
だからでしょうか…「大切に使おう」なんて気持ちが湧いてきたのは。数千円の時計ですよ。安い質感の安い時計ですよ?? それでも私の腕時計魂が「だからこそ大事にしましょう!!」なんて語りかけてくるのです。そっか… これも立派な「宝物」なんだ (*´ω`*)

ロンドンのデザイン・ミュージアムの評論家のスティーブン・ベイリー氏は、「F-91W」のことを「ささやかな傑作」と評しました。仰るとおり、ラグジュアリー華やかなりし腕時計世界の底辺で、これほどささやかに存在感を示し続ける「傑作」は他にありません (*´∀`*)
安い時計の原点に君臨する「エレメンタル」
世界を構成する4大元素… なんていうと、「アンタは異世界アニメの見過ぎ!!」と揶揄されるかもしれませんが、世界には何事にも原初の存在があって、例えば現在の腕時計なんて何処まで行ってもその記憶の焼き直しに過ぎません。そもそも腕時計の世界って、まるでそこだけ時間の進みが止まっているかのように、変化が乏しいのですよ。
「F-91W」にしても、1974年(昭和49年)に世界初のフルオートカレンダーを搭載したデジタルウオッチ「カシオトロン」があって、初めて樹脂製ケースを採用した「F-100」があっての存在です。原初の存在… プライモーディアル ワンというわけではありません。
ただ、明らかにカシオの普及価格帯デジタルウォッチは「F-91W」で完成をみたのです。と考えると、何十年も途切れることなく、良い意味で「復刻の対象になりようがない現役バリバリ」である「F-91W」こそ、デジタルウォッチにおける「元素そのもの」であると言えるでしょう。全てはここから始まるのです。
最後に…「無個性」ゆえに〝無限の可能性〟を持つ「F-91W」

この時計だけを見て「良いですねそれ!!」と反応してくれる人は皆無でしょう。「F-91W」はそういう注目を浴びる時計ではありません。
何故なら、「F-91W」には特段際立った「個性が存在しない」からです。何時でも何処でも思い付きで手に入れることができるため、購入に至るドラマも生まれません。必要なときに購入する、必要がなくなれば破棄する。「F-91W」とはそんな時計です。
ならば「F-91W」には純粋な「道具」以外の価値は無いかといえば、それは全くの間違いです。
先述の通り、「F-91W」は道具としての立場を全うする時計です。流行の波を拒絶したことで「ブレないプロダクト」の「粋」を体現し、様々なサブカルチャーを下支えしてきました。どうして「F-91W」だけにそんなことが可能なのか… それは「個性がない」からです。
「無色透明」… 例えるなら「F-91W」はそういうプロダクトです。それ故に個々人の事情を一切邪魔することなく、使用者の意図をそのまま汲んでくれるのです。それが使いやすさに直結する意味は、今更説明するまでもないでしょう。このような性能は数百万円の高級時計であっても持ち合わせていません。数千円の「F-91W」だからこそ、無限に「引きの美学」を楽しめるのです。
現代は「個性の時代」だと言われています。それ自体は価値観の変遷ですし、そこに善し悪しはありません。ただ、個性の乱立が生み出す軋轢に疲れた人たちが存在することもまた事実。日々繰り返されるマウント合戦から離脱して穏やかな毎日を送りたい…「F-91W」はそんな「お疲れモードの現代人」にこそ選ばれているのかもしれませんね (*´ω`*)
余談:


久しぶりに「F-91W」の現物を手にしましたが、頭よりも手が覚えていました。1 / 100秒の精度で59:59.99まで計測可能なクロノグラフによる「目を瞑って10秒ピッタリで止めるゲーム」… 皆さんもやりましたよね?? 駅で電車を待っている間とか、スマホが無かった時代の格好の暇つぶしでした。そうそう!! 指先がすぐに痛くなりましたっけ (;´Д`)
| CASIO F-91W の主な仕様 | |
|---|---|
| ケースサイズ(縦×横×厚さ) | 38.2 × 35.2 × 8.5 mm |
| ケース・ベゼル材質 | 樹脂 |
| 防水性 | 日常生活用防水 |
| 重量 | 21 g |
| ベルト | 樹脂製ベルト |
| 電池寿命 | 約7年 |
| 風防 | 樹脂ガラス |
| ストップウオッチ | ストップウオッチ(1/100秒、60分計、スプリット付き) |
| ライト | LEDバックライト(グリーン) |
| カレンダー | オートカレンダー |
| アラーム | 時刻アラーム・時報 |









ご意見・ご感想
コメント一覧 (2件)
私も最近カスタムチープカシオなるものを購入しました!
ベースのモデルがF84でバンドが温泉とかのロッカーキーのコイルバンドになってます。
付けやすいし、軽いのでおすすめですよ〜
付けやすさと軽さは正義ですね!
Y太さま、コメントありがとうございます♪
チープカシオにもカスタムが存在するとは(笑)
普段使い最強の時計は間違いなく安いカシオたちです。
でもってファッション性も高いのですから、誰も勝てませ~ん(*´∀`*)